風のアルバム

些細な記憶の断片
或いは今日の雑感

2025-02-28 22:28:35 | 日記

 

〜1979年11月 高2のできごと〜

素晴らしい秋晴れの一時限目、

いつも笑顔を絶やさない、ぼくとつな英語の先生が

授業始めに言いました

「今朝はきれいに晴れて気持ちのいい青空です

ところで皆さんは“本当に澄んだ空”を見たことが

ありますか?」

 

生徒の間から応答があったのかどうか、は記憶に

残っていません

ただ私には、はっきり答えることができない

インパクトのある問いかけとして記憶に残っているのです

 

それは今もまだ答えられないまま、なのであります

澄んだ空なら見たことはあるけれど

「本当に」澄んだ空となると 果たして

私は見たことがあるのだろうか?

もしかしたら私自身が「本当に澄んだ人」

ならない限りそれは無理なのではないか

 

もしかしたらー

あの時英語の先生はそれが言いたかったのかもしれません

「あなた達は本当に澄んだ人になったことがありますか?」と

 

 

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