先行的腎移植をしたみっこ師匠のブログ

ドナーとして息子に腎臓を提供し2017年に生体腎移植をしたみっこ師匠の体験記と息子達との生活を綴っています。

入院する時に持っていくもの

2019年07月15日 | 日記
入院するための用意は、すべて2人分で、
それぞれに名前を記入し、
手術室とICUに持って行く物は、
袋に分けて入れました。

お友達の由美ちゃんが、
病室で使うカレンダーや、フタ付きのコップ、
お箸を、息子と私の分それぞれに
買って届けてくれました。

由美ちゃんは私の中学時代の同級生で、
お互いの息子も、小学校と中学校で同級生に
なりました。

息子の病気と、手術の話をした時から、
由美ちゃんは、息子の事を気づかい、
私を励ましてくれました。

病院でも、とらと離れてさみしくないようにと、
猫ちゃんの絵本も入ってました。


私は病院に持って行く荷物の中に、
由美ちゃんの優しい気持ちも一緒に入れて、
入院の準備をしたのです。


本日も、最後までお読みいただき
ありがとうございます。


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7月14日

2019年07月14日 | 日記
2016年7月14日

COPDという肺の病気を患い
在宅酸素療法をしていた、
私の父が亡くなりました。

7月7日に「めまいがする」
と、あれ程嫌がっていた病院に
自分から行くと言ったそうです。

私が実家に迎えにいくと、
自分で酸素ボンベを押して
車に乗りました。

かかりつけ医院に着いたとき、
父は倒れ、
体の中の酸素値を測った先生が、
直ぐ総合病院に電話をしてくれました。

総合病院では、
そのままICUに入りました。

顔を動かしながら、呼吸をする姿を見て
「じいちゃんは
一秒一秒一生懸命に生きようと
しているんだね」と、
目に涙をためながら
息子が言いました。

最後まで、
痛いとか、辛いとか、言わなかった
じいちゃん。


じいちゃん。いつも見守ってくれてありがとう。



私、がんばるね。


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お留守番の家族のこと

2019年07月14日 | 日記
息子と一緒に
自分も入院しなくてはならない私は
本当に忙しくバタバタしていました
💨

ドナーの入院予定は一週間とはいえ
家を空けなければならないので、
お留守番をしてくれる家族の事も
気掛かりでした。

ユウキは父親不在の我が家で、
頼りになる長男です。

腎移植を決めた時、
「おかんの腎臓が合わなかったら、
俺のをあげるから。」
と、言ってくれた優しい兄です。

ユウキの食事は、
自分で食べてもらう事にして、
心配だったのは、とらの事でした。

とらは2ヶ月の時に
我が家の家族になった
茶トラの猫ちゃんで私の3男です。

夏の暑い時期なので、
ごはんやお水はどうしたらいいだろう。

ユウキは仕事が不規則だし、
私たちの手術の日はほぼ一日病院にいる事になるし。

とらの事が
ずっと気掛かりだった私に、
「もし良かったら、私がとらちゃんのお世話をするのはどうでしょうか。」と、近所のちほちゃんママが
言ってくれました。

ちほちゃんの家も猫ちゃんがいて、
とらが我が家にきた時に
いろいろ教えてもらいました。

そのちほちゃんママに頼めるのなら、
私も、とらも願ったり叶ったりでした。

ちほちゃんママの
ありがたい申し出で、
一安心した私は
自分の入院準備に
集中する事ができたのです。

今日のとらちゃん


ちほちゃんママなら
安心ニャ


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もうひとりの母親たち

2019年07月13日 | 日記
8月20日の日曜日。

私は
息子の着換えや洗濯物を持って
少し早めに病院に行きました。

お昼ご飯を食べ終わった頃
みっちゃんとお久ちゃんが、
果物とケーキを持って
お見舞いに来てくれました。

2人は息子が小学生の頃、
家族ぐるみで海水浴や釣りをしに、
旅行に行っていた地元のお友達です。

みっちゃんは、
私の帰りが遅い時など息子に
ご飯を食べさせておいてくれたり、
私の具合が悪い時には、
食事の心配をしないで
ゆっくり休める様にと、
食事を作って届けてくれました。

お久ちゃんは
息子がケガをして
松葉杖歩行の時に
駅から自宅まで
車で送ってきてくれました。

そんな地元の第2の母親のような
2人の顔を見て、息子は笑顔になり、
そして楽しい会話から
頑張る元気をもらった様子でした。




本日も、最後までお読みいただき
ありがとうございます。


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辛い思いをさせてごめん

2019年07月11日 | 日記
息子が入院した翌日から
私は仕事だったので、
8月19日土曜日の仕事帰りに病院に行きました。

お見舞いの人達が
来てくれているので
お茶を買って来て欲しいと
息子から連絡があったので、
お茶のケースを一箱抱えて
玄関を入ると、
そこには首に点滴の針を留置した
息子が立っていました。

その姿がなんとも
言葉に表せない程
私の目にはせつなく写ったのです。

その日は、
息子が小学生の時に
お世話になった学童の先生の
洋子さんとかおりさん、
かおりさんの娘さんと、
野球が苦手な息子に
野球を教えて下さった
かおりさんのお父さん。

それから、
高校時代の部活の先生が、
お見舞いに来て下さった話をしてくれました。

皆さん息子の姿を見て
驚かれた様でした。

私が帰る時に息子が
玄関まで送ってくれたのですが、
息子と別れた後から、
私は涙が流れて止まりませんでした。

自分でも
理由はよくわからないのに
なぜだか悲しくて、せつなくて、
雨の降る道を泣きながら運転して
帰って来た事を
今でもよく覚えていて
思い出すと涙が出てしまうのです。





本日も、最後までお読みいただき
ありがとうございます。


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