先行的腎移植をしたみっこ師匠のブログ

ドナーとして息子に腎臓を提供し2017年に生体腎移植をしたみっこ師匠の体験記と息子達との生活を綴っています。

教授より、手術についての説明を受ける

2019年07月21日 | 日記
8月22日16時から、
明日施行される手術についての、
説明がありました。

ドナーの私の手術に入って下さる教授、
息子の執刃医の主治医の先生、
他に、手術に携わって下さる4名の先生方が、
いらっしゃいました。

ドナーの私は、8時30分入室。
全身麻酔下での手術になる事。
鏡視下左腎摘出術で行われる事。
側臥位で、肋骨弓下に1,0~1,5㎝の
皮膚切開を3ヶ所、
そこから内視鏡を挿入して、
鏡視下に鉗子類を用いて腎摘出を行う事。

腎臓を体外に摘出する際には、
腹部のポート切開創を、6~7㎝に延長し、
この創より腎臓を体外に摘出する事。

これらを教授がホワイトボードに図を書きながら
説明して下さいました。


レシピエントの息子は、9時30分入室。
全身麻酔下で、右下腹部に約10㎝の切開をして、
自分の腎臓はそのままにして、
移植腎を足にいく血管につなぐ事。
手術時間は5~6時間。

息子の方で移植腎を受け入れる準備が
整ってから、私の腎臓を摘出するとの事でした。

教授はマーカーの色を変えながら、
ひとつづつ細かく丁寧に説明して下さいました。

素晴らしい先生方に手術をしてもらえる安心感と、
前日入院の目まぐるしさで、明日の手術の緊張で
眠れないかも?という心配をよそに
私はぐっすり眠ったのでした。


本日も、最後までお読みいただき
ありがとうございます。

みっこ師匠、入院の日(夕)

2019年07月19日 | 日記
ICU見学から戻ってくると、
病棟で良子ちゃんが待っていてくれました。

良子ちゃんは、以前の職場で
一緒に働いていた事務さんで、
年齢は私より、ずっと若いのに、
気が合って、お互い別の職場で働いている今でも、
20年以上のお付き合いをさせて
もらっています。

良子ちゃんは、私が子宮頸がんの手術をした時も、
何度も顔を見せてくれて、
日記帳を買ってきてくれました。

その日記帳に、私はその時の事を、
毎日記入していて、今でも時々読んでいます。

それ以来、良子ちゃんは、連絡をくれる度に
「体の具合いはどうですか?
無理しないでくださいね。」と、
気づかってくれるのです。

今回の入院の話をした時に、
「Ⅰ医大は近くなので、いつでも
連絡をくれれば、すぐに行きますね!」
と、言ってくれて、入院の日に来てくれたのです。

部屋に来て、下剤の説明をしてくれた
看護師さんの話を、私よりも真剣に聞いて、
下剤をかき混ぜてくれました。

小さい頃から知っている息子に
「頑張ってね。」と、声をかけてくれました。

良子ちゃんは、いつものように、
おしゃれで、美味しい手土産を
持ってきてくれて、
「また来ますね。」と言って、帰って行きました。


本日も、最後までお読みいただき
ありがとうございます。



みっこ師匠、入院の日(午後)

2019年07月18日 | 日記
同室の人と3人で話をしていると、
「師匠~さすがですねー。
もう、お友達になったんですかー。」っと、
ニコニコしながら、葉子ちゃんと、清子さんが、
入って来ました。

清子さんと葉子ちゃんは、
今の職場で一緒に働いた同僚で、
退職された後に、私の入院を知って、
こうして顔を見せてくれたのです。

しばらく2人と楽しく話をして、
「師匠。頑張って下さいね!」と言って、
神社でもらってきてくれた、御守りをくれました。

私は「うん。」と、うなづいて、
2人を見送りました。

それから、息子と私は術後に入室する
ICUの説明と、見学に行く事になりました。
術前に血漿交換を行った息子は、微熱が続き
体調があまり良くなかったため、
車イスで行く事にしました。

ICUでは息子の入る部屋と、
私の入る部屋を見学しました。

私と息子の入るところは、
離れているんだなー。と思いながら
説明を受けました。

ICUの看護師さんが体調が悪く
辛そうな息子を気づかってくれ、早めに
部屋に帰って来ました。

それから麻酔科の先生の訪問があり、
手術の話と、診察をして下さいました。


本日も、最後までお読みいただき
ありがとうございます。

みっこ師匠、入院の日(昼)

2019年07月17日 | 日記
私の前のベットの方は手術中とのことで
不在でしたが、
お隣と右斜め前のベットのお2人は、
カーテンを閉めていたので、
どんな人かわかりませんでした。

私がひとりで、書類に目を通していると、
サーっとお隣のカーテンが開きました。

私が挨拶をすると、
「明日移植手術をするんですね。
看護師さんとの話を聞いて、
元気なお母さんだなーって思って。」
と、話しかけてくれました。

そして、長年透析をしていたけど、
ご主人の腎臓をもらって移植手術をした事。
ご主人の腎臓が大きかったので
移植するのが大変だった事。
ICUに2晩泊まった事などを、
私のベットの横に椅子を持ってきて、
そこに座りながら話をしてくれました。

私は、実際に腎移植手術をした人から、
話を聞きたいと、ずっと思っていたので、
あれこれと質問をしながら、夢中になって
話を聞いていました。

すると今度は、斜め前のカーテンが
サーっと開きました。

私が挨拶をすると、
「今日の夕方、私も手術なんです。」
と、話をしてくれて、その人も、
私のベットの横に椅子を持ってきて、
今度は3人で話をしました。

いつの間にか、すべてのカーテンが開いて
明るい部屋になりました。

私は、大部屋で良かったな。
と、思いました。


本日も、最後までお読みいただき
ありがとうございます。

みっこ師匠、入院の日(朝)

2019年07月16日 | 日記
8月22日火曜日

前日まで仕事をしていた私は、
慌ただしく入院の日を迎えました。

私の入院を知って
「師匠に桃をあげたい」と、
持ってきてくれた桃を、
出かける前に頂きました。

いつものように玄関で、
お見送りをしてくれている、
とらの顔を両手で撫でながら、
「とら。ママ行って来るね。」
と、言うのが精いっぱいで、
涙がこぼれました。

すでに私の荷物を、車に乗せて、
ユウキが玄関前で待っていてくれました。

病院に着いて、入院受付をして、
病棟に行きました。

息子に大部屋で!と、言った手前、、
個室に入ることもできず、案内されたのは、
息子の隣の部屋の、息子と同じ位置の
窓側のベットでした。

それからは、明日手術ということで、
担当の看護師さんや、病棟の先生方が、
入れ替わりに入ってきて、入院計画書や、
退院までの予定を、書類を見ながら
説明してくれました。


本日も、最後までお読みいただき
ありがとうございます。