ユウキの親友ゆうたが
それは、
従業員数の多いとか少ないとかの
泊りがけで遊びに来て
「これ、一つしかなかったから」と
ケンタッキーのチョコパイを
私に持ってきてくれました。
それを頬張りながら
以前の職場の先生が買ってきてくれた
トップスのチョコレートケーキを
思い出しました。
私の最初の職場は
家族経営の病院で
お父さん先生が病院長
お兄ちゃん先生と弟先生の
兄弟先生がいました。
以前の記事で
夜のプールに飛び込んだのが
弟先生(笑)
その弟先生が
寮生活の私達に買ってきてくれたのが
トップスのチョコレートケーキ。
お兄ちゃん先生は
手術室に入って頑張った時は
いつもお寿司屋さんに連れて行ってくれました。
奥さんと旅行に行ったと
帰りにお二人でお土産を持ってきてくれたりもしました。
ちびユウキが
保育園で骨折した時には
直ぐに診察治療をしてくれて、
自宅にもお見舞いに来てくれました。
私が入院した時には
入院当日にお花が届き、
手術して落ち着ける頃に
それぞれご夫婦でお見舞いに
来てくれました。
病院の経営が
大変だった時もあったけど、
私達のお給与が遅れることはなかった。
ボーナスも例年通りに
支給されました。
後で知ったのですが、
クリスマスで賑わう中
先生達は私達従業員の為に
知人に頭を下げて
そのお金を工面してくれたそうでした。
その頃も
私達看護師だけでなく
100人からの従業員がいたので、
大変だったと思います。
100人以上居ても
先生達経営者と
私達従業員の心の距離は
近かったように思います。
本当にあたたかい職場でした。
それは、
従業員数の多いとか少ないとかの
違いではなく、
経営者側の
そこで働くスタッフへ対する
気持ちの違いだと思います。
そこを退職して
振り返った時に
良い職場だったと思える所が
働く者にとっての
良い職場なのだと
私はそう思うのです。