花菖蒲

日常やら何やらかんやら気儘に綴ります。気儘に。

魍魎の匣

2016-09-12 21:21:07 | 小説
さて、やつがれは京極夏彦作 狂骨の夢を読み終えて魍魎の匣を読み返している。
10年くらい前に読んだきりだったから忘れてるところも多々ある。
木場からスタートか…
と、思い乍ら読んでると4章で京極堂こと中禅寺秋彦は出てきた。
あれ?意外と早いお出ましだな…と、思い乍ら関口スタートではなかった事からして大分、有耶無耶に記憶していたな…と、思う。
改めて読むともう、京極夏彦が織り成す文にすっかりのめり込み時間を忘れてしまう。
榎木津がまだ出てこないので、やつがれはちょっと寂しい。
やつがれ的には榎木津と伊佐間が大好きである。もう、この2人はいいキャラしてる。
中禅寺はかっこいい印象。
博識で歯に着せぬ物言いも好きだ。
木場はちょっとやつがれに似た感じがするから心情が何となく分かるし、関口の鬱気質からくる部分はやはり共感出来て嫌いではない。
榎木津はあのとんでもなく真面目に馬鹿な所が羨ましい。
狂骨の夢で白丘に救うと云った時の榎木津論は笑を堪えきれずに何かが吹っ切れた。
伊佐間は当然、瓢箪鯰な部分がいい。
独特な雰囲気がいい。
そんな彼等が織り成す物語…
さて、久保はどうなるんだったか…
忘れきってるのでワクワクしながら読んでいる。

狂骨の夢~途中経過~

2016-09-07 18:21:54 | 小説
一昨日、幼馴染と本屋に行った際に惹かれて買った京極夏彦作 狂骨の夢。
読み進めていくうちに…

繋げ方がすげぇ面倒ってかまどろっこしいな!おい!

と、云いながらも…
嵌るに嵌り、読み耽っている。
4 まで読み進め漸く京極堂お出まし。
しかも神祭しとるし(;´Д`A
此処からどう繋げてくるのか…
と、期待しつつも重厚な造りに…


ほんの少し辟易してきた。

愉しいのだが、回りくどい。
これ、心理学とか精神論とか深層心理学とかに傾倒してないと頭が付いてこないんじゃないか?
と、思える様な重厚さ。
やつがれはそれ系はまぁ、読み耽ってるから頭は回るし、何となくオチまで予測はついて来てるのだが…
久保の件りだけまだ予測が付かない。
関口が何を目の当たりにしたのか…
まぁ、読み進めれば分かるだろ。
が、しかし…
重厚な造りからか、やつがれの精神力が中々に疲れ易く更に感化され易いと云うか共感出来たりする部分があるせいで感情移入が激しく、余計に疲れる。
つまり、愉しいのに精神力が付いてこなくて読み進めれない。
と、云う矛盾。
非常に良いところでコレは流石に泣けてくる…


少し寝てから続き読もう!。゚(PД`q*)゚。

狂骨の夢。

2016-09-06 04:17:54 | 小説
京極夏彦の作品である。
講談社文庫の決定版で分厚いのを購入。
昨日の本屋での気になると云う衝動は何だったのか…
よく、わからないまま手に取りシリーズ第3弾から文庫で読むと云う中々、変わった趣旨になったが…
そもそも第2弾の魍魎の匣は読んでるので、第2弾から読み出したと云う謎な行動。
高校生頃のやつがれは変わり者過ぎてて、シリーズものだとしても気になったタイトルから読み始めるなんてザラだった…。
そして、何故か今回は第1弾に戻らずに第3弾に手を出した…。
帯に書かれた「私はそのうち、すっかり骨だけになる。」
これに惹かれた。
で、読み出す…
序盤から何やら既にミステリーでうずうずしてくる…
魍魎の匣を読んだ時は此処までミステリーとかホラーを好んで読むっていうタイプでもなく、高校時代の友人から借りて読んだ程度。
今、読めばきっとまた違った感じ方をするに違いない。
そう、思う…。
狂骨の夢が読み終わったら、幼馴染からひったくって魍魎の匣を読み直そうと思う。
まだ、人物名が出てこない本当に最初の触りしか読んでないので、また後から記載しようと思う。
直感で云うなら…
惹かれた意味はありそうだ…
そう、思う。