数ヶ月前から細管テナーの使用楽器をシャイアーズからヤマハYSL-697Z(GP)に戻し、その697Zの純正バランサーではなくYSL-882Oのバランサー(697Z純正バランサーよりも音色、吹奏感が優れている)を装着していましたが、やはりバランサー無しの柔らかい音色が好きなので、最近バランサーを外してみました。ただ、バランサー無しだと吹奏時の抵抗感が弱く、少しコントロールが難しくなってしまうため、いろいろと試行錯誤した結果、セメダインのメタリックテープを支柱に巻き付ける事によって、程よい抵抗感を得る事が出来、非常にコントロールしやすくなりました。音色もバランサー無しよりも少しだけ引き締まり良い感じです。
このメタリックテープを巻く場所ですが、いろいろ試してみたところ、このように支柱の4ヶ所に巻くのがベストのようです(少し濃い金色になっている部分がテープ)。この4ヶ所にテープを一巻き半巻き付けてあります。二巻き、三巻きと巻く回数を増やすと抵抗感が増しますが、僕は一巻き半程度の巻きがベストだと思います。
メタリックテープは、東急ハンズ、ホームセンターなどに行けば買えます。色は金、銀、赤、青、緑があります。
10数年ほど前に一部のミュージシャンの間で、ゴルフクラブの重量バランス調整用の鉛テープを楽器に貼付けて抵抗を付ける事が流行り、僕も一時期いろいろな場所に貼っていましたが、結局鉛テープは重すぎて響きを殺してしまう傾向にあったため、今では鉛テープを貼っている人はほとんどいないようです。鉛テープに比べ、メタリックテープは非常に薄く軽いので、響きを止め過ぎる事なく微調整もしやすくて良いです。とても手軽に抵抗感調整、音質改善できますので、みなさん是非試してみて下さい。強い抵抗感が好みの方は、バランサー+メタリックテープでも良いと思います。
それほど強い粘着力は無いので、楽器のラッカーがはげてしまう事は無いと思いますが、試される場合は自己の責任において行って下さいね。
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