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Sliding Cafeマスターのブログ

DCTV処理済み697Z

697ZDCTV処理を施して20日経ちました。ようやく詳しいインプレが書けます。というのもDCTV処理直後は、音響変化がもの凄く、吹奏感、抵抗感、音色などが処理前とはかなり違うため、その感覚に慣れるまでに20日くらいはかかるためです。2週間過ぎた頃にようやくDCTV処理後の感覚に慣れてきました。

マウスピースにDCTV処理した時にも処理直後は、もの凄い抵抗感と金属の塊のようなものを感じましたが、楽器全体処理の場合もやはり感覚としてはマウスピースの時と同じです。ただ、マウスピースだけの場合は、マウスピースで抵抗感、金属の塊を感じても、楽器本体に振動が伝わる(逃げる)ことによって、強烈な抵抗感も少し低減されるような感覚がありましたが、今度は、マウスピースも楽器本体も全てがDCTV処理なので、振動伝導のロスが無くなり、ある意味振動の逃げ道が全て閉ざされたとも言えます。DCTV処理前は金属の振動効率が70%位だったのが、処理後は振動効率100%になった感じです。振動効率が極限まで引き上げられたことにより、その分自分に返ってくる吹奏の抵抗感も増えました。で、一番重要な音色の方ですが、極めて濃厚で、ぶっ太い音に変わりました。DCTV処理前もSwing Chip(Gold&Silver)Nano Liquid Cuで太い音色になっていましたが、DCTV処理により飛躍的に太い音色になったようです。まるで太管のような太さ。目を閉じて聴いていれば、太管と間違われるかもしれません。

何も手を加えていないノーマルの697Zの場合、コントロールのしやすさ、吹奏感の心地良さなどはもちろん素晴らしいのですが、少し音が軽く、強奏時に音がパリパリする感じがあり、そういう音色の軽薄さを解消させるために、バランサーを外して、Swing Chip、Nano Liquidで音色を落ち着かせていました。音色的にはほぼ理想に近いイメージになっていましたが、やはり吹奏感、抵抗感のもの足りなさは常にあり、なんとかならないものかなぁ~と模索していたところ、思い切って楽器全体へDCTV処理を施したことにより、その悩みも一気に解消!今までの697Zに感じていた「もの足りない」という感覚は全く無くなり、処理後は、とにかく「太い」「強い」という感じ。結果的にSwing Chipは必要なくなりました。Swing Chipも付けて試してみましたが、DCTV+Swing Chipだと、あまりにも強くなり過ぎて音の破壊力がもの凄いので、DCTV処理後の楽器にはSwing Chipは貼らない方が良さそうです。

メイン楽器である697Z、しかも特別に状態の良い楽器へDCTV処理を施すことには少なからず不安もありましたが、結果としては、期待以上に素晴らしい楽器に変貌を遂げてくれたようです。

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コメント一覧

マスター
acarranger

あけましておめでとう!

DCTV処理+Swing Chipでは音の破壊力についてですが、
楽器全体へのDCTV処理で音の遠達性が飛躍的に伸びて、音のパワー感も強烈なので、それにSwing Chipを貼るとまるでターボチャージャーを装着したかのように更にパワーアップします。ただ、音色的に密度が濃過ぎてくどく感じるので、今のところはSwing Chipを貼らない方が良い感じです。

Swing Chipを貼ると自分に返ってくる響きのフィードバック、抵抗感みたいなものも増幅されるので、その抵抗を利用して更に楽器にパワーをかけられる感覚があります。ロックなどのパワーブラス系にはSwing Chipを貼ると良いかもしれませんね。

Nano LiquidはDCTV処理前と同じく、スライドストッパーリング部に塗っていますが、塗る量はまだこれから調整する余地がありそうです。

いずれにしても、まだDCTV処理後の抵抗感、響きに身体が慣れていないので、もうしばらく吹き込まないといけませんね。

慣れるまでもう少し時間がかかりそうだけど、音の太さ、遠達性は本当に凄いです。
acarranger
あけましておめでとうございます!

DCTV処理+Swing Chipでは音の破壊力がもの凄い、とのことですが、そのあたりのインプレッションを詳しくお聞かせ願えませんか?
また、Nano Liquidは処理後使用をやめられたのでしょうか?
マスター
ぷー太郎さん

あけましておめでとうございます。

マウスピースのDCTV処理が良い結果で良かったですね。
DCTV処理の変化は本当に凄いですよねぇ~。
ぷー太郎
あけましておめでとうございます。
楽器全体へのDCTV処理大成功だったようですね、おめでとうございます!

私の方も先日MPを処理して頂いて、とうとう求めるものを手に入れたという感じです。
吹奏感・鳴り・コントロールにおいて大変好みであったにもかかわらず音色の軽薄さが気になっていたのですが、しっかりと骨太な音に変わってくれました。
また、音が太くなったお陰でハイトーンが安定するようになり、highB♭以上が非常に当てやすくなったという嬉しい副作用もありました。

お陰さまで長年の放浪の旅がようやく終了しそうです。
マスター
ボントロDさん

DCTV処理を施すとニューヨークバックやアーリーエルクハートバックの吹奏感、音色に近くなる印象を僕は持ちました。

ただ、楽器全体への処理は料金もかなり高くなりますし、処理後に好ましくない方向に変化したら元に戻すことはできません。
マウスピースのDCTV処理とSwing Chip(Gold&Silver)、Nano LIquidでも楽器全体へのDCTV処理と同じような効果は得られますので、まずはそちらで試されてみてはどうでしょうか。Swing Chip、Nano LIquidでの吹奏感、音色変化が好ましく感じられるようであれば、DCTV処理を施しても失敗はないと思います。
ボントロD
やはり・・・
なかなか更新されなかったので、きっと効果の確認中なんだろうなぁと楽しみにしていたのですが、やはり良い結果になったのですね。

私も、メインにしているGETZEN3047AFYの音色にアーリーエルクハートのBACH42等に比べて物足りなさを感じているので、思い切って見るのも良いかなあ、なんて考えてしまいます。
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