Sliding Cafeマスターのブログ

マウスピース

マウスピースの話題を投稿するとアクセス数が通常よりもかなり伸びることからも、みなさんマウスピースに対する興味が高いことが伺えますが、まぁ、金管楽器奏者にとってマウスピースというのは永遠の課題ですからね。自分に合致した理想の1本を追い求めたら本当にキリがない訳で、僕も今まで100本近くいろいろなマウスピースを試してみたり、マウスピースメーカーのアイルリッヒさんに相談して自分のオリジナルマウスピースを作ってもらったこともありますが、結局自分の考える理想のマウスピースに出会えることはなく、しいて言えば、STORK NY7Cだけは他社マウスピースとは明らかに違う次元のマウスピースで、ここ数年はずっと愛用していましたが、4年前の顔面神経麻痺発症から回復を経て以降はSTORKを上手くコントロールすることが難しくなり、また音色もSTORKのようなタイトで引き締まったスピード感ある音色よりも、より柔らかく豊かでふくよかな音色を好むようになってきたため、STORKは限りなく理想に近いマウスピースではありましたが、結局また離れることにしました。

また、歳とともにマウスピースや楽器に対するこだわりもだんだん無くなってきていて、そこそこ普通レベルで製品品質に問題なければ(ココ重要!)、特にこだわる必要もないかな、といった感じです。今回Bach 11CをAmazonで買ったのもそのような考え方の変化からです。試奏も実物確認もせずに購入しましたが、全く問題ないどころか大変素晴らしいマウスピースが届きました。Bach 11Cのようなスタンダードなマウスピースだと、万が一事故等でダメになったとしても、ほとんどの楽器店で常に在庫があるので、いつでも買えるという安心感もあります。しかも6千円台という安価!

今までマウスピースに関するこだわりの記事をいろいろ書いて来たにもかかわらず、結局行き着いた先は、細管テナートロンボーン用マウスピースとしてスタンダード中のスタンダードであるBach 11Cというなんとも平凡過ぎるオチとなりましたが、世界的に見てもBach 11Cを長年愛用している著名プレーヤーは非常に多く、何十年もの間すっとスタンダードであり続けるマウスピースにはやはりそれなりの理由があるのだと思いました。

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