医療法人 スマイルアート 神谷歯科

こんにちは!歯を削るのが嫌いな歯医者さんです。一生使う歯を一緒に守っていきましょう。

歯並びの治療の意味

2015-11-27 12:01:23 | 日記
おはようございます。
先ほどふと窓の外を見ると、雪が舞っていることに気づき
驚きを隠せませんでした
患者様も気づいたようで、一緒に盛り上がっていました。

さて、今日は歯並びのお話です。

単純に歯並びをまっすぐ綺麗に並べるのは、何歳になっても行えます。
しかし、大人になってから凸凹の歯並びをまっすぐ並べる治療では、
ほとんどの場合で抜歯を伴います。
簡単に理由を説明するならば、凸凹の歯並びは永久歯が生えてくるときに
まっすぐ生えてこれるだけのスペースがないために、何とか生えようとして
斜めだったりします。つまり、問題は顎が小さいことによるスペース不足です。
そこで、まっすぐ並べるためのスペースを確保するために
抜歯が行われるのです。(場合によりその他の方法もあります)

当院では、出来るだけ永久歯を抜かずに歯並びを整えたいと考えています。
そのために、「歯列育形成」という手法で、子供のうちからの矯正治療をお話しています。
乳歯根が残っている間は、乳歯に強制力を加えることによって顎の成長を促すことが出来ます。
これにより、本来足りなかったであろうスペースを作ることが出来ます。
抜歯をせずに後は並びを整えていくことが出来ます。
すべての歯が永久歯に生え変わってしまうと、顎の骨が固まり、
ほとんど成長は見込めません。
だからこそ、お子様が小さいうちにお話をしています。
いきなり「矯正をしなさい」と言うお話ではなく、現状を知っていただくためのお話です。

私が矯正のお話をするのは、外見的な問題のためではなく、健康のためです。
凸凹の歯並びが良くないという理由は、見た目の問題ではなく
噛み合わせの異常・重なりがあることにより虫歯のリスクが上がる事・歯磨きが難しいことによる
口腔内の健康に悪影響を及ぼす点です。
これらを取り除くことが、お子様の将来に大切だという事です。

お子様の歯並びが気になったら、まずはご相談ください。
保護者の方が、現状を知ることがまずは大切です。