ジャスミンの素

ワタクシ ノ オモウコト

歌舞伎ダイスキ

2012-06-21 01:12:21 | 日記

先日、台風の中、コクーン歌舞伎「天日坊」を観劇に。

前日に勘三郎さんが食道がんを告白し、複雑な心境だった。今回のコクーン歌舞伎にはご出演されていないけど、やはり・・・・気になる。

ともあれ、「七之助友の会♪」のワタクシはいそいそと。ちょっとお知り合いの弥十郎さんの息子の新吾君も出演しているし、まずは入り口でお着物姿の奥様にごあいさつ。すると「パパも声だけ出演してるからね」と。ますます楽しみ♪ な気分で。

お席は、ちょっと苦手な桟敷席。コクーン歌舞伎はいつも桟敷も舞台のひとつで、役者がかけめぐるのが見ものだけど、正直疲れる。すばらしい座椅子があるわけでもないから。でも、がまん。なんたって、4列めのよいお席だし。

で、「天日坊」。

古典中の古典を、クドカンが脚色。のっけから面白い、笑いも耐えないけど、内容も本当に面白い。ラストは超かっこいいーーーーーー!!! そして、役者もすばらしい。

勘九郎が、ますます勘三郎にそっくりになっている。大人になるたびに、観劇するたびに、似てきたなと思っていたが、今回の「天日坊」で、もう安心! と確信した。そして、かっこよく見えたし。

七之助も菊さまと一緒だと、色気などまだまだと思うけど、今回は単独だから、やはり若くてエネルギーあってきれいで、役どころの「盗賊の女」を男っぽく演じるところなんか、これまた、もう心配ないわ! と(笑)。

そして、獅童。

彼はもうロバート・デ・ニーロ級。役どころによって、太ったり、やせたり・・・見せる見せる。やんちゃっぷりを出しながら、ぐっと抑えた演技。こちらも惚れ直し。獅童くん、君は歌舞伎俳優に邁進してほしいよ。ほかはやらなくていいから(笑)。

新吾ちゃん。まだ十代だからぐんぐん背が伸びてる。女形なんだけど、来年には誰よりも長身になるわ。まずい。ここはパパ・弥十郎さんに似ました・・・・。でも、ほかよりすこしかがみ気味のしぐさが色っぽさを増してたし、若いからきれい。今までは藤娘とか若いからの役どころだったけど、今回は太夫役。うまい。こちらもますます楽しみな注目役者に仲間入り。

もうおなかいっぱいのコクーン歌舞伎。ラストはしびれますぞ! 串田+クドカン劇場は見なきゃ。

お誕生月なんで、自分ごほうびにたくさんのエンタメに触れてる。心を豊かに残りすごせそう。次は〆でタカラヅカ歌劇行ってきます。楽しみ。