ジャスミンの素

ワタクシ ノ オモウコト

「少女」に逢いに。。。。

2012-09-08 13:39:19 | 日記

やっと、マウリッツハイス美術館展に行けた。。。

(この写真は、銀座で開催していたレプリカ展での写真)

あれだけ「世界で一番有名な少女」っていう広告みてたら、ね。しかも、東京都美術館のリニューアルグランドオープンの記念展示っていうからには、美術館のグレードアップもきになるし。

しかし・・・・オープンからずっと、夏休みも挟んでいたせいもあって、何時間待ちなんて聞いていたので、落ち着いてから行こう、と思っていた。しかし、来週はもうラスト1週間。駆け込み鑑賞者を考えると、今日しかない、と。

のっけから、笑った。

ます、仕事終わりで、夜の美術館。そういえば、休日とか、平日昼間とかにはいったことがあったが、夜は・・・・記憶にない。

しかも、上野。公園内にはたくさんの博物館や美術館がある。明るいときは、何となく表示をみながら行っていたが、夜の公園は、びっくりするほど、暗い。一応、森になっているから、大木がそびえている。夜は遠くから建物は見えない。ほんでもって、目も見えない・・・から、大変。おそらく。。。。人の流れについていけば、大丈夫だろう、と。まったく・・・・もっと明るくしろよ、とかぶつぶつ言いながら、到着。

チケットはもっている。入り口に向かおうとしたら、「最後尾はこちらです~」の声が、はるか遠くから聞こえる・・・・。「40分待ち」とある。

まあ、入り口に向かうエスカレーターは流れているし、人も動いているから、まあ、並ぶ。牛歩状態で、20分くらいで入館できた。

人は多いが後ろからでも名画が見えないという状態ではない。

ちゃんと鑑賞するために、イヤホンガイドを借りる。これ、ワタクシ的基本。

説明を聞きながら、知らない欧州やヨーロッパの時代背景も勉強。

しかし。。。。リニューアルする美術館は、本当に暗い。作品の色や質感をより鮮明に見せてくれるための、最新鋭の設計なのだろうが・・・・暗い。イヤホンガイド借りて正解。説明書はみえやしない。

鑑賞をはじめて、しばらくすると、ルーベンス登場だ。「フランダースの犬」でしか見たことのない名画。そう、あれ、です。

すばらしいね。

これは館内が暗くて、その美しさが映えていたので、よかった。。。。

うん、ルーベンスってすごい、しかいえない。「フランダース」しか知らないから。

ほんで、周囲がざわめき始めたとおもったら。。。。ついに主役!

「真珠の耳飾の少女」の登場。

ええええええええええっ~!!!

「最前列で鑑賞する列の最後尾はこちらです。40分待ちです」

って。また40分かい!

そう、「少女」には、そう簡単に逢えないのだ。

館内で並ぶなんて初体験。

・・・・ちょっと待てよ、これって・・・・・

並んだはいいけど、「立ち止まり禁止鑑賞」の、あれ、と同じじゃない?

小学生のときの、上野の初パンダと、銀座の初モナリザ! はたまた、スペイン坂スタジオの公開放送ブース内の松田聖子だ。

まさに、そうでした。

4列にならんで、「少女」の前では1列になる。

おまけに、柵で囲われていて、接近禁止な上に、作品はガラスケース入り。まさに、モナリザ状態! ちなみに、モナリザはルーブルでも同じ鑑賞方法だったのに、笑ったけど。「少女」まで? 

あっという間に、面会は終了。

それでも、もしかしたら「少女」の世界ツアーはラストかも、といううわさを聞いているから、数秒でも覗き込む。

数少ない、フェルメール作品ではやはり傑作だと思う。憂いに満ち、寂しげでありながら、愛らしい。思わず「何か・・・しました?」って、誤りそうになる。フェルメールの光と影は、本当に素敵だ。フェルメールの作品は初めて見たけど、その光と影の演出が注目を浴びる理由がわかった。

「少女」鑑賞中に、すでに美術館の閉館時間。おかえりの音楽が静かにながれていた。しかし、当然ながら、鑑賞客には、まったく関係ない。早く出ろ、の指示もない。並んで入館したのが、19時10分。「少女」の前に立ったのが19時50分。閉館は20時。すべてを終えて出たのが、20時20分だった。

時間に追われた気はしないけど、美術鑑賞の流れを途中でさえぎられた感じで、いつもの鑑賞後の気分と違い、断片的にしか思い出せない感じがする。

仕方ない、か。鑑賞できただけでも、よし、と。

ラスト1週間。やはり見ておくべき、だと思う。

ツタンカーメンも見たいんだけど。。。。こちらも大変そうだな。

 

 


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