© MARC BOLAN &T.REX FANCLUB in Germany
マーク・ボランと並ぶ“T.REXの顔”だったパーカッション奏者、ミッキー・フィンは、2003年1月11日、ロンドンの病院で亡くなりました。享年55歳。死因は肝臓と腎臓の疾患と言われています。1975年にT.REXを脱退した後、20年以上音楽シーンから離れていたミッキーでしたが、1997年のボラン生誕50年メモリアル・コンサートへの出演を契機に、Mickey Finn's T-Rexというバンドを開始。主にヨーロッパを中心に活動していましたが、1999年5月には来日して計10回の公演も行いました。ここに掲載したミッキーの写真は、亡くなる約2週間前、2002年12月27日のドイツでのライブの様子です。(写真提供はドイツのマーク・ボラン&T.REXファンクラブ。) 翌日の28日が生前最後のライブになりました。このドイツ2daysツアーを終えてロンドンに帰り体調を崩したらしいのですが、この写真のミッキーはとてもアクティヴな感じで、わずか2週間後に亡くなるようには見えません。スケジュールは半年先まで決まっていたそうです。まだまだミュージシャンとして活動していくつもりだったのでしょう。浮き沈みの激しい人生を送ったミッキーでしたが、彼は最後までT.REXでした。