◆芸術新潮10月号に『T.REX 1972 SUKITA』

現在発売中の芸術新潮10月号に「厚さ３センチのマーク・ボラン」というタイトルで、写真集『T.REX 1972 SUKITA』が紹介されています。書き手は『ミュージック・マガジン』の中村とうようさん。

鋤田さんが1972年６月に撮影したT.REXの写真は、同年９月号の『ニューミュージック・マガジン（当時の名称）』に何ページにもわたって掲載され、多くのロック・ファンに“ロンドンで巻き起こっているグラムロック”を決定的に印象づけました。編集長の中村とうようさんは、日本での爆発的T.REXブームのきっかけを作った関係者の一人といえます。あれから35年を経て、厚さ３センチになって戻って来たマーク・ボラン（ちょっと「ワンインチ・ロック」の歌詞みたい）へ向ける中村さんのまなざしは、とても暖かいです。


芸術新潮10月号・表紙／新潮社

◆◆ GLAM ROCK EASTER Vol.22 Photo Report

(All Photos by Comic)

マーク・ボランの31回目の命日に渋谷ラ・ママで行われた追悼ライブ『GLAM ROCK EASTER Vol.22』。
主宰の秋間経夫の後ろにはアルバム『電気の武者』と同じアンプ、Vampowerの三段積み！



秋間と石田でティラノザウルス・レックス～T.REX初期の曲をじっくり聴かせるコーナー。彼ら２人は22年間、毎年休むことなくこの追悼ライブで演奏を続けている。



今年PANTAが扮したのは、1970年代前半『グラムロックへのフランスからの回答』だったミッシェル・ポルナレフ。



華やかなPANTAバンドのメンバーはG:RANDY(ex-SCHOOL DAZE), B:田中未希(VIRIDIAN), Dr:宍戸ユウナ(THE NEWS)。コーラスガールはPANTAと関わりの深いアイドルグループ、制服向上委員会の片平妃奈子と星川りりか。



今回の基本編成は、秋間の新バンドRama Amouba（Vo+G:秋間G:ターリー、B:上西泰史、Dr:大島治彦）にキーボード・三國義貴とパーカッション・石田光宏。後半はコーラスに元アキマ＆ネオスのちえぞうとなおちゃんが参加。


会場をぎっしり埋めたお客さんたちと出演者たちの距離がとても近い。ライブハウスならではの一体感に包まれ、４時間にわたるライブは「Get It On」でフィナーレ！