鼻から猫の毛

札幌から東京にやって来たババア一人、猫一匹

生きるって大変

2010-08-26 21:51:09 | 日記
会社にはお気に入りの上司がいた。
今の事務所じゃないけれど。
昔はよう暴れていた、ちょっと短気ちゃん
だったらしいけども
あたいと会ったころはもう既に
大人しい仏の座みたいな人だった。

仕事も出来て大人しく
あたいにイジラれまくって
さめざめと泣いていた。
発病したのはいつだったか。
脳の病気だった。
入院して脳の何割もが死んでいると言われ
言葉が出ずに苦労していたようだけれど。
会社に復帰して今はなんとか仕事をしている。
労わるつもりで言ってみた。

「無理しないでください。」

「頭 悪いんだから。」

うなだれられてしまった。

先日、電話にたまたま出た元上司に
調子はどうかと聞いて見たら
「脳がぐちゃぐちゃなんだよ。
もう溶けちゃってるんだよ」と
テンパリや嘆きにも似たぼやきを吐いていた。

「とりあえず。」

彼に助言した。

「冷蔵庫にいれとけ。」

治らない病気だということだけど
せめて悪化しないように生きて欲しいと
本当は切に思っているのだよ。