私が詩を書き出したのは、バンド活動や曲作りに由来する。
当時作曲はするものの、真面目に書く『歌詞』は、それはもう酷いものであった。
※おふざけ歌詞は何故か書けました。
とにかく言葉を書き綴り、様々な文章を作った。
やがて、少しずつではあるが『自分なりの心地良いリズム』みたいなものを発見する。
リズム…つまり『声にして読んだ時でも心地良い文』だ。
自分なりの結論は、果たして世間的にはどうだろか?と、個人HPが流行っていた頃でもあったし、自分のホームページで作品を掲示しだした。
もうこの頃になると『歌詞』の事からは完全に外れ、自分なりのリズム感の言葉綴りばかりするようになった。
私はどうやら『短い詩』を心地良いと感じるみたいだ。
なるほど、確かに書き連ねた文章から、余分なものを削いで削いでとやるうちに、完成を見た作品たちは、ホームページを訪れてくれる方々から『いいね』と評価されるようになった。
そんな中で、ある常連さんから、『コンテストがあるから応募してみて』と言われ、冗談半分で応募したことにより、結果的に詩集が出版されて全国発売されることになった。
※現在は出版社倒産により詩集(中古本以外は)は手に入りません。
そんなこんなで、大病をした今でも、懲りずに同じやり方(それしか出来ないしね)で、『詩もどき』を書き綴っている訳なのですが、やはり短い言の葉の中にありったけの感性を詰める奥義と言うか、その究極は俳句や短歌なのだろうと思います。
今昔問わず歌人たちは皆とてつもない感性と魂を注ぎ込む。
残念ながら私はその様な力を持ち合わせてはいない。
本気で尊敬しますし、私には真似が出来ません。
まあ、私は私の気の向くままの言の葉遊び、まだもう少し続けてみたいと思います。