ひとりだけどひとりじゃない
そのことが
わたしをささえてくれる
くもりぞらでも
うえむく
まえむく
とりはふしぎだろうか
じぶんのしろいはねが
もえるようないろに
そまってゆくことが
それともあこがれているのか
もえるようにおちてゆく
あのまるくてあたたかいものに
川のこちらから
じっと見ていた
ひとりでも
かたりつづける
たがいにエールを
おくりあっている
みみをすませて
あなたのこえをきこう
そうしてわたしも
わたしのこえをとどけよう
それはさえずりとなり
きっとはるをよぶだろう
みつめている
おもっている
とどきますか
呼んでいたんだ
きてくれてうれしい