ひとりずつで
あるきはじめる
なんのためになんて
かんがえてない
かんがえない
雲がわれて
光りがさし
そうして
それから
きせつがわかれるとき
はなさいてると
みんなみあげる
さいてるはなみると
みんなえがおになる
はなばながさくと
そこいらじゅうはるになる
わたしのいろもすき
あなたのいろもすき
どのいろもはるいろ
まだ
こうしていたい
いくせんのなかから
きみをみつけたんだ
ぼくをよぶこえがした
人は花みあげて
花は空みあげて
そうして空は
あかるさのなかに
みんなのえがおがみえる
うれしいのに
うれしいのに
しかいがぼやけてくる