とうさんかあさんから
はなれたぼくに
あっためてあげるよって
どこかからきこえてくる
そうだねぼくのしたには
たくさんのきょうだいたち
こんどはぼくらが
とうさんやかあさんを
あたためてあげるばんだね
いざなってくれるのは
みのりしものだけではなく
いにしえより
そこにいきづいているものも
こころ
あつく
しかし
さめて
いのる
きみと
ともの
あした
それぞれのいろの
うつくしきかな
じぶんのやくわりってなんだろう
いかされているりゆうってなんだろう
そんなことかんがえながらあるいてた
はっぱおちてるみち
ぎんなんおちてるみち
おひさましずんでく
そらながめながら
ずっとむこうから
なみのおとがする
ここでいっしょに
みみをかたむけている
どのいろの
どのかたちのときも
せいいっぱいいきてきた
やがてくちゆきかぜにまい
だがもう
あたらしくはじまってもいる
ひとりでたっているのだが
となりにはきみがいてくれる
そのとうとさよ