まぎわの雨も
やむ風も
きみと静かに
対峙するため
雲間に白き月
逢瀬に心
静かに躍る
かねのねも
やわらかくなり
ぬくしいろに
とうさんかあさんから
はなれたぼくに
あっためてあげるよって
どこかからきこえてくる
そうだねぼくのしたには
たくさんのきょうだいたち
こんどはぼくらが
とうさんやかあさんを
あたためてあげるばんだね
ききたいうた
うたいたいうた
なみだするうた
ほほえむうた
なんどでも
なんどでも
ききたいうた
このひとが
うたいながら
こりかたまった
わたしのこころを
たがやしてくれる
しずかだがつよい
おもいはこころからこころに
おととともにつたわってくる
たたかうのでなく
みをゆだねる
じぶんでたしかめるしかない