下を向いて歩こう ~国鉄・JRの乗車位置案内~

全国各地を走った特急列車や急行列車の痕跡を、旅行の途中に探し回りました。国鉄やJRの乗車位置案内を少しずつアップします。

大竹駅1番のりば(山陽本線)

2023年12月04日 23時15分19秒 | 山陽本線

撮影日:2023.08.09

場所:山陽本線大竹駅1番のりば(上り)

列車名:「しおじ」「はと」

大竹駅の1番ホーム門司寄りには、1975年の新幹線博多開業以前の特急列車の遺構が残っています。「しおじ」は岡山開業後も関西対下関、晩年の「はと」は岡山と下関を結ぶ特急列車でした。山陽本線沿線に点在する各都市を千鳥停車でカバーしており、たくさんの停車パターンがあったのも魅力的です。


徳山駅2番のりば(山陽本線)

2023年08月28日 21時26分42秒 | 山陽本線

撮影日:2022.08.12 ,2023.08.09

場所:山陽本線徳山駅2番のりば(上り)

列車名:「ながと」「長州」

徳山駅2番のりばは現在、岩徳線直通の気動車が発着しています。その足元には「302M」「ながと1号」「長州号」のペンキが残っています。1971年頃の時刻表では、上り急行「長州」が当駅で上り特急「はと2号」に抜かれていますので、こちらのホームに入るのは納得です。当時302Mは上り「ながと1号」でしたが、特に特急待ちをするわけでもなく、なぜ「ながと1号」が1番のりばに入らないのかよくわかりません。


徳山駅1番のりば③(山陽本線)

2023年08月25日 22時35分08秒 | 山陽本線

撮影日:2022.08.12

場所:山陽本線徳山駅1番のりば(上り)

列車名:「なは」「つばめ」「はと」「月光」

 

 

1972年の新幹線岡山延伸の時点で、「なは」は列車番号1D/2Dのディーゼル特急で、大阪~小倉間は「日向」と併結していました。「つばめ」は岡山対九州、「はと」は岡山対下関の愛称で、やはり1975年の博多開業で廃止されています。「月光」は寝台特急電車の愛称として知られており、西鹿児島発新大阪ゆきの「月光2号」が徳山に停車していました。徳山発の時刻は4時57分なので、グリーン利用で始発特急の役割を担っていたのでしょうか。次は2番乗り場、現在は岩徳線の列車が発着するホームを紹介します。


徳山駅1番のりば②(山陽本線)

2023年08月24日 22時44分54秒 | 山陽本線

撮影日:2022.08.12

場所:山陽本線徳山駅1番のりば(上り)

列車名:「あさかぜ」「さくら」「みずほ」「あかつき」「音戸」「つくし3号」

徳山駅1番ホームの門司寄りには6列車詰め合わせセットがあります。山陽地区は寝台特急が千鳥停車していたので、当時の時刻表を調べてみると、たしかに「富士」や「はやぶさ」、「金星」といった列車は徳山を通過し、ここに書いてある列車が停車しています。「音戸」は呉線経由で大阪と下関を結ぶ夜行急行、「つくし」は大阪と博多を結び、電車で運転される昼行便は赤穂線経由でした。いずれも1975年の新幹線博多開業で廃止されました。なお、「つくし」は1972年に2往復になっているので、「つくし3号」は岡山開業直前の夜行急行だろうと推測されます。


徳山駅1番のりば①(山陽本線)

2023年08月22日 17時18分50秒 | 山陽本線

撮影日:2022.08.12,2022.12.26

場所:山陽本線徳山駅1番のりば(上り)

列車名:「みどり」「しおじ」

1975年に山陽新幹線が博多まで延伸しました。それまでは九州ゆきや本州完結の特急・急行列車が昼夜を問わず山陽本線に設定されていたようです。「みどり」は現在佐世保線の特急列車として知られていますが、関西対博多の気動車特急に端を発し、博多延伸直前まで日豊本線直通の電車特急として活躍しました。「しおじ」は九州に入らない電車特急で、岡山開業後も関西から乗り換えなし・本州内完結のスタイルを守り、やはり博多延伸の際に廃止されました。約50年前のペンキが、徳山駅1番のりばにはたくさん残っています。まだまだ懐かしい列車名が登場する予定です。