下を向いて歩こう ~国鉄・JRの乗車位置案内~

全国各地を走った特急列車や急行列車の痕跡を、旅行の途中に探し回りました。国鉄やJRの乗車位置案内を少しずつアップします。

相馬駅2番のりば①(常磐線)

2023年12月18日 23時22分26秒 | 常磐線

撮影日:2023.11.04

場所:常磐線相馬駅2番のりば(上り)

列車名:「もりおか」「ときわ」

目立った勾配区間がなく線形のよい常磐線には、長距離を走る優等列車がたくさん設定されていました。東北本線経由の「いわて」に対し、常磐線経由は「もりおか」。現在は茨城県向けの短距離特急列車の名前となっている「ときわ」は常磐線内の急行列車の名前です。「増結グリーン車」の乗車位置案内もありました。「もりおか」は1982年の東北新幹線開業に合わせて廃止、「ときわ」は1985年まで残りました。急行があるならば、きっと特急も…


玉名駅3番のりば(鹿児島本線)

2023年12月18日 23時04分26秒 | 鹿児島本線

撮影日:2023.07.15

場所:鹿児島本線玉名駅3番のりば(上り)

列車名:「つばめ」

速達便の「つばめ」は玉名を通過しますが、朝方や夜を中心に玉名に停車する便がありました。博多方面へ向かう「つばめ」の指定席乗車位置案内です。九州を南北に貫く787系特急「つばめ」は、西鹿児島方面へ向かってクモロモハサハシ…の堂々9両編成運転が絶頂期。現在は新幹線に名前と速達輸送を譲ったものの、今にもシルバーメタリックの車両が滑り込んできそうな鮮明な遺構でした。


玉名駅1番のりば(鹿児島本線)

2023年12月10日 21時14分36秒 | 鹿児島本線

撮影日:2023.07.15

場所:鹿児島本線玉名駅1番のりば(下り)

列車名:「有明」

JR化後しばらくして「つばめ」が登場するまでは、「有明」が九州の列車の代表格ではなかったでしょうか。速達便は通過する玉名駅には、「有明」のペンキが残っていました。ギリギリ25キロにおさまる上熊本や、25キロをちょっとオーバーする熊本または豊肥線沿線に向けた特急誘導なのか、西鹿児島ゆきなのか定かではありませんが、主要幹線上にある市の代表駅に鹿児島本線が今よりまだ元気だったころの名残がみられるのはうれしいことです。


鹿児島駅3番のりば(鹿児島本線・日豊本線)

2023年12月09日 16時07分53秒 | 日豊本線

撮影日:2023.04.29

場所:鹿児島本線・日豊本線鹿児島駅3番のりば(上り)

列車名:「にちりん」

鹿児島の玄関口は西鹿児島(鹿児島中央)駅、その隣のいわゆる“本駅”の鹿児島駅には、日豊本線を貫くロングラン特急「にちりん」と思われる遺構が残っていました。1995年に「きりしま」として宮崎分断される以前は、西鹿児島発着の「にちりん」が設定されており、たしかに1988年の時刻表では朝7時台の始発便でも28号、次が36号。こういう半端に埋められたペンキも、注意深く探すと貴重な史料です。


滑川駅1番のりば②(あいの風とやま鉄道)

2023年12月07日 22時22分40秒 | 北陸本線

撮影日:2023.08.11

場所:あいの風とやま鉄道滑川駅1番のりば(下り)

列車名:「能登」(ひらがな)「越前」

滑川駅1番ホームの直江津よりには、北陸本線の深夜早朝の主役の夜行急行列車の遺構が残っています。上越線回りとなって2010年まで定期運用を続けた「能登」、1982年の東北・上越新幹線開業のダイヤ改正で金沢短縮の上「能登」となった「越前」が残っています。特急の遺構はたくさん残っているのですが、愛称つきの急行の遺構が残っていると、心が躍ります。