下を向いて歩こう ~国鉄・JRの乗車位置案内~

全国各地を走った特急列車や急行列車の痕跡を、旅行の途中に探し回りました。国鉄やJRの乗車位置案内を少しずつアップします。

直方駅2番のりば(筑豊本線)

2023年08月31日 22時11分20秒 | 筑豊本線

撮影日:2023.04.29

場所:筑豊本線直方駅2番のりば(下り)

列車名:「天草」

かつて石炭輸送を支えた筑豊本線、その中心都市の直方には、門司や小倉で切り離された特急「かもめ」や「あかつき」の佐世保編成が停車していました。直方駅2番線の若松寄りには、急行「天草」の乗車位置案内が残っています。「天草」は京都と熊本を結ぶ急行で、“さんろくとお”改正から筑豊本線回りとなり、1975年の博多開業に合わせて廃止されたようです。


東三条駅3番のりば(信越本線)

2023年08月30日 20時56分29秒 | 信越本線

撮影日:2023.08.10

場所:信越本線東三条駅3番のりば(上り)

列車名:「赤倉」「北越」「越後」「白鳥」

日本海縦貫線の中核部分の信越本線、上野だけでなく大阪や名古屋に向かって特急・急行列車が設定されていました。「赤倉」はキハ58の冷房問題で有名な列車ですが、晩年は長野と新潟を結ぶ急行列車として活躍し、1998年の長野行新幹線開業時に特急「みのり」に格上げされました。「北越」は主に金沢~新潟を結んだ特急で、2015年の北陸新幹線開業時に廃止されました。ぎょうにんべんが残っているのはおそらく急行「越後」でしょう。1978年まで走った大阪と新潟を結ぶ架線下DC急行だったようです。「白鳥」はご存じ大阪~青森のロングラン特急。近代的な電車ばかりが発着する東三条駅で、乗り換えなしにこだわった時代の痕跡を見つけることができました。


東三条駅1番のりば(信越本線)

2023年08月29日 19時56分02秒 | 信越本線

撮影日:2023.08.10

場所:信越本線東三条駅1番のりば(下り)

列車名:「白鳥」「とき」

つい10年ほど前までさまざまな優等列車が走っていた信越本線新潟口ですが、現在東三条駅に発着するのは短編成のモノクラス特急「しらゆき」だけとなってしまいました。日本海縦貫線のエースといえばやはり「白鳥」。2001年まで大阪~青森を走り抜く有名な列車でした。「とき」は新幹線に名前が受け継がれた特急列車です。1982年の新幹線開業とともに失われてしまいました。新潟方面のホームなので、当時すでに単距離の特急誘導が始まっていたのでしょうか。


徳山駅2番のりば(山陽本線)

2023年08月28日 21時26分42秒 | 山陽本線

撮影日:2022.08.12 ,2023.08.09

場所:山陽本線徳山駅2番のりば(上り)

列車名:「ながと」「長州」

徳山駅2番のりばは現在、岩徳線直通の気動車が発着しています。その足元には「302M」「ながと1号」「長州号」のペンキが残っています。1971年頃の時刻表では、上り急行「長州」が当駅で上り特急「はと2号」に抜かれていますので、こちらのホームに入るのは納得です。当時302Mは上り「ながと1号」でしたが、特に特急待ちをするわけでもなく、なぜ「ながと1号」が1番のりばに入らないのかよくわかりません。


徳山駅1番のりば③(山陽本線)

2023年08月25日 22時35分08秒 | 山陽本線

撮影日:2022.08.12

場所:山陽本線徳山駅1番のりば(上り)

列車名:「なは」「つばめ」「はと」「月光」

 

 

1972年の新幹線岡山延伸の時点で、「なは」は列車番号1D/2Dのディーゼル特急で、大阪~小倉間は「日向」と併結していました。「つばめ」は岡山対九州、「はと」は岡山対下関の愛称で、やはり1975年の博多開業で廃止されています。「月光」は寝台特急電車の愛称として知られており、西鹿児島発新大阪ゆきの「月光2号」が徳山に停車していました。徳山発の時刻は4時57分なので、グリーン利用で始発特急の役割を担っていたのでしょうか。次は2番乗り場、現在は岩徳線の列車が発着するホームを紹介します。