個人旅行

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雪が降る前に(一日散歩切符)

2015-07-29 15:43:38 | 旅行

11/17(土)は「一日散歩切符」(道央圏用)でぐるり一周。
前回は倶知安方面だったから、今度は新得でも行くか。
予算は2200円。
6:20の地下鉄で札幌駅へ。
売店で新聞と時刻表を買い込みホームへ。
8月号の時刻表でプランを立てていたのに10/27に時刻改正になっていたとは。
6:58滝川行き始発に乗車。
赤電。
初めはガラガラだったが、厚別あたりから乗降ともに増え始め、大麻・江別で大幅に
入れ替え。
土曜日の朝早く、いったいみんな何しているの。
とはいえ岩見沢で元の静寂に戻る。
外は雨が降っている。
渡った空知川は濁流。
国木田独歩の面影などどこにもない。
8:35に終点の滝川に。
ここも特徴のない駅になってしまった。
許せないのは自動改札機が私の切符をはねたこと。
駅員が飛んできて事なきを得たが、整備不良。
乗り継ぎに1時間もあるが、この雨じゃ広場の反対側にあるショッピングビル
に行くこともかなわない。
ずっと待合室に。
駅そばは営業しているが、お客ゼロ。
ま、新聞でもみるか。
駅前に広い空き地が二つも見える。
東京ならソッコーマンションが建つだろうが、滝川じゃね。
始発の9:37釧路行きに乗車。
一両編成だが、これがかの有名な日本最長距離鈍行でギネス?にも
載っている?やつ。
席は7割方埋まっている。
相席の方は、釧路に帰省するらしい。
8時間もご苦労様。
時間的にはバスより遅い。
通路を隔てた向かいのボックスには外国人の若い女の子が。
インド系か。
沿線に雪はない。
芦別までくると、地元客が結構降りた。
4分の1減ったわけ。
1時間ほど走って富良野まで来ると、残りの半分が降りた。
観光客はこれで皆無だ。
それなのに後部に一両増結。
さらに幾寅駅でほとんどいなくなった。
映画で使ったセットが痛々しく残る。
あれでも観光資源だからね。
このあたりでやっと解け残りの雪が。
もう車内には「鉄」しかいない。
と思いきや、インド美人は身じろぎもせず座ったまま。
落合での長い停車時間にも、写真を撮りにホームへ降りるなんて
こともない。
いったい何をしにきたのだろう。
このまま釧路まで行くつもりだろうか。
私は予定通り次の新得で降りた。
滝川から3時間。
釧路まではあと5時間かかる。
車内には4名残り。
さて今日の昼飯は「新得そば」と行きたいところだが、逆らって駅前のやっているのか
閉まっているのかわからない広い喫茶店でナポリタン600円。
私と同年輩の女性が一人でやっている。
店内には常連客のひまつぶし風景が。
あの死んだような時間が好きだ。
帰りしな「変わりませんね」と声をかけたら、
「ますます寂れてきたでしょう」と言われてしまった。
新得から14:09の特急スーパー十勝6号に乗車。
「一日散歩切符」は普通列車乗り放題の設定だが、ここはなにしろ鈍行がない区間なので、
例外的に新得ー新夕張相互発着に限り特急の利用が認められている。
空席多し。
1時間で新夕張。
ここで接続時間が1時間40分。
これはさすがに堪える。
やむなく広場の向こうのスーパーまで行ってビールを仕入れ、夕張線で夕張まで往復することに。
もう暗くなってきて景色は断念。
夕張着16:11。
駅前に居酒屋がオープン。
あやうく誘惑に負けそうになったが、この列車で折り返さないと今日中に札幌に戻れない。
予定通り18:17南千歳帰着。
札幌はもうすぐだ。(2012.11.19記)
廃止になる前にもう一度乗らなくては。






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