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裏磐梯の記憶(耶麻軌道に乗りたい)

2019-01-20 09:34:15 | 旅行

正月明けに、戦前の一組の絵はがきを眼にした瞬間、いろんな記憶が一挙に甦ってきた。

裏磐梯地域の略図が載っていたからだ。

一つずつみていこう。

①猪苗代湖畔の高松宮御料邸

あそこは高校の時、修学旅行の宿舎だった場所。

当時は国民宿舎「翁島荘」として一般に公開されていたのだ。

まだ沼尻鉄道が営業していた時期(乗ってはいない)。

②磐越西線の川桁駅から北に鉄道が伸びている。

当時の耶麻軌道(後沼尻鉄道)の線路。

初め硫黄採掘の搬出用に開通したが、数年後には客扱いも開始。

地図には終点が「オオハラ」と表記されている。

これは開業時の駅名だ。

初めてみた(普通のは沼尻)。

絵はがきには昭和12年の記念印が押されているから、ある程度の期間使用されたのは確実。

③その沼尻鉄道だが、硫黄の採算が悪化し、ついに閉山、観光客輸送に特化したもののジリ貧
となり、昭和44年?だかに営業終了、倒産した。

当時は磐梯急行電鉄と名乗っていたが、真っ赤なウソ。

電車どころかただの簡易軌道。

鉄道事業撤退後は地元のバスと不動産開発が二本柱。

その時だ。ウチの親が北軽井沢の分譲地を見に行って即日契約してきたのは。

調べたら倒産会社なので永続性に問題ありとして解約を申し入れたがかなりモメたのだった。

 

以上、過去の出来事が、この1枚の地図に凝縮されていたので、ウワッとなったのである。

 



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