新聞によれば、2月7日にネットオークションで落札された「壬申戸籍」(133000円)が
法務省に回収されたという。
閲覧禁止なのだから売買は当然違法だが、ちょっと検索してみると、過去3年間にけっこうな
件数が売買されている。
一部は数万円以上と高額だが、これまで摘発されなかったのが不思議なくらいだ。
何が違法で、どこまでがセーフなのか、基準がよくわからない。
それ以前に、壬申戸籍のどこが問題なのか、わからない方が多いだろうと思う。
明治5年に編成された近代日本最初の戸籍は、明治18年の民法改正まで唯一の存在だった。
旧身分の士族・平民どころか、の区別がそれとわかるように記載されていたので、
同和問題がシビアになった近年、保管期限の切れたあとは厳重に封印され閲覧禁止とされているはず。
ところがそれを知らずに(もしくは故意に)、古文書の束にまぎれさせて壬申戸籍を出品する
ヤカラがあとを絶たない。
理由は簡単。儲かるからだ。
どうすればいいのだろうか。
戸籍そのものの出品を禁止すればいいのか。
戸籍の付属書類の申請フォームなどを過去に売買している私には気がかりなのである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます