~チャリに芝居さ人生ゆるよろと~

2014年夏の北海道一周チャリ旅を機に始めたブログ。目標の自転車細切れ日本一周や訳詞、芝居などを記事にします。

暮らしを返せ、故郷を返せ(031)

2014-09-07 22:44:39 | 自転車、芝居、平和

今週水曜日(9/3)に裁判を傍聴してきた。
「福島原発かながわ訴訟」の第5回口頭弁論。
神奈川県に避難している被害者が横浜地裁に2013年9月の17家族を筆頭に合計35家族93人が原告として東電と国を提訴した。両者の責任の明確化、損害賠償請求などを求めて立ち上がった。故郷を追われた十数万の人々が全国に避難し、「難民」の日々を余儀なくされている。それに少しでも寄り添おうと出来たのが支援する会(略称:ふくかな)で、会員やサポーターを募集している。下のURLをご参照ください。
https://sites.google.com/site/fukukanaweb/home
今回は原告側二人が意見陳述した。
一人は黒澤弁護士。
過日福島地裁から勝利判決が出た、「原発自死」した川俣町山木屋在住だった渡辺はま子さんの損害賠償事例を分析して、本件の審理においても被害者の被害実態に真摯に目を向け適切な判断をするよう求めた。東電は5日に渡辺さんの件は控訴しないことを発表して判決が確定した。この影響は大きいものと考えたいね。
二人目は原告の一人の山田俊子さん。
飯館村出身のご主人と事故の4年前に南相馬原町に移住して3世代同居で自然いっぱいの充実した生活を送っていた。それがフクイチ事故で突然奪われた。避難指示が解除されたが、除染は進まず野菜も作れず、子どもが遊ぶ場所も限られていてとても一緒に住める状況ではない。もはや3世代同居は望むべくもない。生きなきゃとは思うけど、生きてる楽しみは何もないとのこと。
公判後の報告集会では前双葉町長の井戸川克隆さんもご挨拶。政府や東電の批判は当事者だけあって鋭い。例の「美味しんぼ」鼻血の件もご本人に確認できた。
チェルノブイリが年間1msv以上が避難権利ゾーン、5msvを超えると「避難義務ゾーン」なのに比べて20msvまでは避難解除する日本の政策は将来に禍根を残す。先週行った福島駅前の線量は持参したエアカウンターで年間2~3msv。子どもも女性もそこに住まわざるを得ない現状に政治の非人間性を見る。


これは太陽光クッキングの調理器具。
昨日はPARCの「自然エネルギー20W革命」クラスの講座が茅ヶ崎の里山公園であった。
ソーラーハウス西川を主催する西川豊子さんに話を聞き、実際に太陽パワーで調理した家庭料理を食した。
http://www.netlaputa.ne.jp/~toynishi/
写真の角度が悪く鍋類が見難いけど、反射式、蓄熱式の調理器具に鍋をセットする。
2時間でご飯も煮物もおいしく炊けシシャモもこんがりスープも美味。災害時にも威力を発揮しそう。
持ち寄った一品と共に受講者で素敵なランチを楽しんだ。
太陽をお腹に入れた感覚が何とも心地よい。

もう一つ。
先週書き忘れたけど、CM出演第二弾の撮影に行ってきた。
タイヤメーカーのウェブCMで、ダンス体操してきたよ。
アップされたらお知らせします。

では、ごきげんよう。