今回は自分が弾くのではなく聴いて良かったという記事です。
普段クラシックピアノを聴いていて、いいなぁ、素敵だなぁと思うことはよくあります。
ですが数年に1回くらいのペースで目が覚めるような演奏に出会うことがあります。
ずっとこの演奏を聴き続けていたい、こんな演奏を聴けるなんて生きてて良かったと思えるレベルです。
はるか昔では、1995年のショパンコンクール本選でのアレクセイ・スルタノフのピアノコンチェルト2番(現地で聴きました)、小菅優さんのショパンのノクターン(遺作)、チョ・ソンジンの英雄ポロネーズなどがそれでした。(ショパンばかりですね)
毎晩ベッドに入ったあとにイヤホンでYoutube Musicのピアノを聴いているのですが、いつも知らないうちに眠ってしまっています。選択した曲が終わるとその後はランダムに違う曲が流れてくるようになっていて、半眠り状態のときに流れてきて文字通り目が覚めたのが、務川慧悟さんのクープランの墓の「トッカータ」の演奏でした。
これまで聴いたどんなトッカータとも違って聴き手に迫ってくるような、ダイナミックな演奏。こんな演奏を聴けるとは、しみじみ尊いです。
務川さんはラヴェルのピアノ作品全集をリリースされていたようで、その中のクープランの墓でした。
他にも反田恭平さんとのフォーレのドリー組曲の連弾もリリースされるなど、経歴を見るとパリに留学され現在もパリ在住のようで、フランスの作品がお得意なのでしょうね。
クープランの墓、自分が弾けるようになるにはどのくらい練習すればいいんだろう。
あーでも難しくて無理かしらね(悲