とても面白かったです。
「あの人は今どこに?」といわれるようなかつてのミュージシャンとそれを崇拝する男性、そしてその彼女との関係を描いた作品なのですが、ミュージシャンと彼女がメールを通じて親しくなるという嘘のようなストーリーが自然に受け入れられるのは、ストーリーにもテンポにも無理がなく、落ちぶれたミュージシャン役をイーサン・ホークが上手く演じているからだと思います。
イギリスのサンドクリフという港町の風景もとっても素敵。実在する街なのかは不明ですが。
タッカーがダンカンに「タッカー・クロウです」と紹介する場面はなんか可笑しくて、声出して笑っちゃいました。
アニー、ダンカン、タッカーの3人とも実直で好感持てました。ラストも良くて。
タッカー・クロウ演じるイーサン・ホークがだんだん程よく垢抜けていく演出も見事だと思いました。