イタレリ/タミヤのクルセーダー。売り出された時にウジウジしていて買いそこなったが、頼んでおいたらちゃんと届いた、さすがタミヤ。箱が変わるだけでも相当印象が違うもので、イタレリのそれだとちょっとためらうかもしれなが、タミヤの箱だとすんなり手が出る。
中身も多分相当手が入っている印象だ。転輪はガタガタせず組めるし、変な所に隙間が出来たりすることはなかったし、バリ、ひけには無縁。ただ、車体上側が若干そっていたので力業で修正、ほとんど隙間なく収まるようになった。
一体のキャタピラは長目だが転輪の上側に接着すればたるむ事はないしサイドスカートで隠れるので相当荒くやっても大丈夫。機銃は先をちょっともんでやって銃口らしく、エンジンデッキ上のジャッキパッドが「外した」状態になっていたので追加、無線アンテナはさすがに太いので洋白線に交換。砲塔前の直接照準器は折ってしまったので帯板に換えた。予備燃料タンクから延びるパイプ(ホース?)は組めそうも無かったのでモデラーズのプラグコード(0.6mm)に交換。デッキのサポートを通して車体に差し込むようにすると組み易いし丈夫になる。
色はミドルブロンズグリーン。アーマーモデリング、フィル氏によればハンブローの30番が近いとの事なので試しに塗ったが、やはり艶消えすぎ、暗すぎなのでクレオスで調色した。今回はグリーンランドさん風に転輪ゴムまで塗り、デカールを貼ってから車体下部の汚れを吹いてみた。デカールは上質。
2体入っている戦車兵。座り姿は収まるが立ち姿は取って付けたように見えるのでベンチ送り。箱絵ではステンを背負って「チェ、ガス欠か。歩きだな。」風なので地図を持たせてもう少し余裕の風情にしてみた。砲塔ハッチは2枚共開けると中が丸見えになり、あっ、無線機付けなきゃ等泥沼にはまりそうなので1枚は閉めた。
キャタピラの細さから軽そう(装甲薄い)だし、Mk3じゃ3人乗りになってしまったそうだしで、物入だけは沢山有るが、かなり使いにくい戦車に見える。でも、走るのは早かったらしい、なんせ巡航戦車だ。
こうして並べると、何とも味わいの有る姿ばかりだ。と言うのは贔屓目過ぎるか。尚バレンタインはAFVクラブ、今ならタミヤが有るぞ。