ピットロードのビクター。あっさり出来てしまったのは小さいからだけではなく、作り易い、デカール良質とか隙間出来ない、といった基本的な所がしっかりしているからだ。大きさからだけ見れば72の双発機より大きいのである。
バルカンではとがってしまったインテイクリップは丸くなっているし、塗り分けがしやすい分割なので目立つ内側の白もさほどの苦労も無く塗り分けられる。
ちょっとひるむキャノピーのマスキングも適度にオーバーなモールドに助けられて、老眼、乱視でもさほど苦労は無かった。この辺の呼吸はメーカーのセンスなんだな。もっとも、段が有り過ぎると目くじらを立てる方も多々とは思うが、勝手に削って作りなさい。
けっこう細かく出来た足回りが入っているが、バルカンと並べる都合スタンドモデルにした。本当は144のタイヤなんか塗りたくなかっただけ、やっぱり小さいぞ。
ホースリールユニットの赤帯は無かったようだが(ピットロードの組説にも貼る指示は無い。)模型的には良いアクセントなので貼っておいた。
奇妙なと言った方がよいスタイルが魅力なのだが、バルカンと並べると一層、その感が。この辺の英国機は良いねー。それと、こんな2機を並べて眺められるのが144の良さだな。うーん、残るバリアントは野暮ったすぎて、食指が動かないか。