エアフィックスのダコタ。その昔、旧C47をEC47にしたおぼろげな記憶が有る。結構大変なキットだった、こっちははっきりとした、記憶も有る。新キットの方の評判は良いので多分大丈夫だろう、なによりデカールの心配はなさそうだから行ってみるかと購入。イタレリも出しているC47にはあまりグッと来なかったのだが、ダンエアの絵には負けてしまった。
見えなくなる中身もちゃんと入っているが、ドアを閉めれば無いのと同じ。むしろ、開けられる操縦室と後部のドアを閉めると隙間埋めの手間が掛かる。なんて、身もふたもない事を言ってはいけないか。そう、シャクルトンにしても、中はほとんど見えなくなるのに部品が山ほどなんだな。AEWとのコンバーチブルの方が嬉しかったのに。どうしたら、2機買わせられるか随分考え抜かれた末のパッケージングなのか、今どきのモデラーはあの大きさだと中身が無いと不当な評価しかくれないからなのか、良く分からん。
ホワイトトップで窓筋にトリムという、これぞ旅客機の塗りが一番の魅力だが難関にもなる。昔のデカールは透けるとか貼りずらいという基本に加え、窓と合わないなどの思い出が有るのでこの手の塗装は敬遠してきた。一方、最近のエアデカールは大変扱いやすいし、きっと大丈夫だろうと貼ってみたら期待通りの質で特に苦労なく貼れた。一か所、貨物ドアのヒンジ用のデカールが無いのでドア開用の奴を刻んで流用させてもらった。色合わせより簡単だ。
胴体の塗り分けもデカールをコピーして当たりを取ればさほどの苦労はないし、コンビニのコピー用紙は艶有りなのでマスキングテープを軽く貼って切り抜いて剥がすような使い方が出来る。随分、便利になったもんだ。うまく行かなかったのが操縦室の窓、ワイパーのモールドが邪魔だったが削るにも微妙な場所なので躊躇したのがやはり裏目に出て、マスキングが浮いてしまった。こんな物は付けたければ伸ばしランナーでも貼ってやるので芸こまに走らなくても良かったのに、と。
とは言え、いつものことながら出来てしまえばこっちの物。綺麗な飛行機はやはり良い。モノグラムのC47も納戸に有るのだが、これが出来たので、多分、もう作らないだろう。