発売当時、この大きさでのカウリング開閉着せ替えをいささか鬱陶しく思っていたので買わんかった、タミヤメッサー。ハセのG10が意外に恰好良かったので、うん、タミヤはどうかなとやっぱり買い込んでみた。
翼は感動。ばらばらの部品があっという間にきちんと収まる。ハセガワはがたがたし過ぎ、もっとも古いから仕方ない。使わなかったラジエター開部品がハセガワに流用出来たのは、ラッキー。微妙な角度の主脚があっさり、きちんと、しっかり付けられるのも、さすがのタミヤだ。これのおかげで、ハセガワの足回りが躊躇なくいじれた。本当に助かった。
胴体は面倒。なんせカウリングを2機分とエンジン回りも作るのだよ。開閉どっちもバラバラだし。ただし、部品の精度は大変良いので手数の多さが面倒なだけかもしれない。
着せ替え人形は1/32なら何とかなりそうだが1/48だと苦しい。私はシャキっと着せ替えで作る自信が無かったのでカウリングは閉めた。結局、予想通り、Dパーツ(カウリング開用部品)は捨てる事に。コックピットはさすがに良く出来ている。
せっかく、全体の形はハセガワよりずーっとメッサーシュミットG6になっているのだから、カウリング着せ替え無しにして、エルラハウベ入りでマーキング増やしたパッケージングの方が魅力的(埋めろ指定のパネルはG6以外のもののはず)か。と、ランナー1枚捨てたのを根に持って文句たらたらだが、恰好良いメッサーシュミットが出来るのは素晴らしい。
この後出たP-38等は、びっくりさせるようなギミックは無い普通のプラモデルに戻っている。飛燕からの、変な趣向が無くなったのは良い傾向だと思う。