突然作りたくなり、いつもお世話になっている友人にオネダリして頂いたエデュアルドのMig21PF。作ってみて、良く聞く名前故知っているつもりだったが、まったく馴染みがないのに気が付いた。大ベストセラーだから派生型が一杯有るのだが、そもそも「PF」がどの辺なのかも知らなんだ、お粗末。ソ連の飛行機ってあまりそそられないのは事実。
エデュアルド、渾身のキットという印象。(私には)微妙に違うだけの各型が沢山出ている。模型としてはタミガワ級で成型、組精度は1流品、デカールはカルトが付いていた。尚、買っては有ったが読んだことが無かった古い世傑によれば、これはPFの初期型。PF自体初期型とのこと。
不要部品が沢山有るので、ぎっちり詰まったランナー群、一見、部品の多さに負けそうなキットだ。あれ、これ?と不要部品の仕分けをやっていたら30分ほど掛かってしまったが、ランナーも始末したら半分くらいに減って、なんとかなりそうな雰囲気になった。
唯一気になったのは組説で、一見、豪華絢爛フルカラー上質紙製なのだが時々何処にどの向きで付けるのか悩む所が有った。知らない飛行機だと結構きびしいものがある。その辺は適当に流しても、ちゃんと形に出来るのは偉い所。そうかな?
Migと言えば無塗装がイメージ。不鮮明な写真を見る限り相当錆のでた無塗装のようだ。錆と言ってもアルミの錆だから、要はピカピカではなくグレー(1円玉)ぽいの意。ベースはタミヤの缶スプレーを塗って、アクセントは自前のダークシルバーで足してやった。ちょっと、説明的過ぎたように感じたが、まーいいか。正直、もう少し輝きが無い方がらしい気はする。機首のショックコーンなどを鮮やかな緑に塗るよう指示されていたが、クレオス129番を採用。
せっかく譲ってもらい、作っては見たが、主翼の上に国籍マークは無いし、なんとも味も素っ気も無い飛行機に感じる。ソ連機贔屓の皆様、ごめんなさい。でも、作り易い、良く出来た模型ではあった。