おはようございます。
昨日、東京に戻って参りました!
これから、小倉に向けての準備が始まります。
小倉の皆様、お待ちくださいね。
銀座平野屋には普段お客様の目にはふれないけれど、素敵なものが数々ございます。
それは江戸からの粋を伝える物であったり、先人の技や美を伝えるものであったり様々です。
その中で銀座平野屋には、先人の技が光る逸品もございます。
今回は江戸の技術を伝える「3つの入れ物」のご紹介です。
まず1つ目。
中央の小箱から。
桑の木を使って作られた「江戸指物の小箱」です。
(縦7.5×横7.5×高さ4.7cm)
「江戸指物(えどさしもの)」は
金釘を一本も使わず、外側に組手を見せずに作られた木製品です。
箪笥や机、鏡台など大きめのものから、煙草盆や硯箱のような小さめのものまで
様々な調度品が作られています。
大きく発展したのは江戸時代だそうで、
道具に工夫を凝らし、木目を活かし、
組手を外から見せない木の組み方に江戸の職人の技が光りました。
その技術が受け継がれてきましたが、
残念ながら職人が減ってきているのが現状です。
けれどその中でも、特に台東区で技術の継承が続いており、
女性の職人さんも誕生しています。
台東区では工房も多く、今なお江戸指物の調度品が数多く作成されています。
蓋を開けたところです。
木の継ぎ目を探しても、なかなかわかりません!
そしてこの艶やかな表面。
手にしっくりと馴染んでくる小箱です。
蓋がスッとはまる感触も気持ちがいいものです。
2つ目です。
。。。と言いたいところですが。
ごめんなさい!長くなりそうなので、次回に続きます!