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[おしらせ]銀座平野屋Hp(新ver)こちらです→★
インスタもやってますよ!
おはようございます!
3月1日(水)〜7日(火)
鶴屋百貨店 本館6階催事場にて
「大江戸展」を開催いたします!
いよいよ明日からスタートです!
本日これから熊本へ向かいまーす!
熊本のみなさま。お待ち下さいね。
さて。本日の記事は、本当に超久々のフレーズからスタートです!
銀座平野屋には普段お客様の目にはふれないけれど、
素敵なものが数々ございます。
それは江戸からの粋を伝える物であったり、
先人の技や美を伝えるものであったり様々です。
その中で銀座平野屋には、先人の技が光る逸品もございます。
『印伝革製 札入れ』
印伝革で作られた札入れです。
(煙草入れ=叺(かます)とも思ったのですが、大きさと仕様が札入れです)
印伝(印伝)とは、羊や鹿の革をなめして染色をほどこした革で、
漆で模様を描いたものもあります。
防水にも優れているとされ、
日本では武具や袋物、街火消しが使用した革羽織等として
古くから使われて来ました。
かぶせ(蓋)を開けた状態がこちら。
隠し(ポケット)部分に古渡更紗を使用していて、
アクセントになっています。
中央部分を拡大したものがこちら。
拡大したので、かぶせ裏部分の黒い印伝革と、
おもて面の茶色の印伝革の肌の表情がわかると思います。
しっかりした重みを感じつつ、しっとりした感じもある
使うほどに手に馴染んでいく革です。
確かに防水性に優れた感じがあります!
そしてアクセントの古渡更紗。
銀座平野屋ではお馴染みのものですが、
こうして印伝と共に使われているのを見ると、
昔の職人の素材への強いこだわりと、美意識の高さを感じられます。
そして、先代社長の書き付けが合わせて保管されています。
「時代/印傳革/古代印度更紗」と書かれています。
今となっては、この書き付けは大変懐かしく、大切な宝物です。
✳︎今回ご紹介の「印伝札入れ」は個人所有です。
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