[おしらせ]銀座平野屋Hpものこちらです→★
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おはようございます!
週明け月曜日。また1週間が始まりますね
さて。ここ数回連投の[銀座平野屋を語るもの]ですが、
おかげさまでで多くの方に閲覧していただき、
本当に嬉しく、その数にびっくりしました!
片付けの折に出てきて、写真撮ったものも数は限られておりますが、
頑張って更新していきたいと思います。
さてさて。
片付けの折に出てきたもの。まだあります。
美しくも手の込んだ刺繍。
「梠刺し(ろざし)」と呼ばれる刺繍の見本帳(貼り混ぜ帳)が出てきました。
「絽刺し」は絽の生地目を縦に拾って刺し縫いしていく刺繍の一つです。
三本絽という一番細かい生地を使い、太めの絹糸を使用します。
光沢感と立体感が刺繍の特徴です。
古くは奈良時代に日本に伝来していたようで、
江戸時代には公家や武家の子女のたしなみとして行われていたようです。
その後明治に一時廃れましたが、
大正になると帯や着物にほどこされて、広く親しまれるようになりました。
しかし戦後、職人の減少などにより一部の趣味で細々と残る状態となりましたが、
職人さんの尽力により、その技術は未来へと繋げられています。
今回ご紹介の貼り混ぜ帳は、表紙に「清時代絽紗刺紋様」とあり、
おそらく先代によってまとめられたものだと思います。
なぜ清朝?と疑問に思われますが、
清朝時代の女性の宮廷服の袖口などに、絽刺しが多様されていたようで、
その裂(きれ)が貼り混ぜ帳として銀座平野屋に遺されていたようです。
数葉しかない、刺繍の貼り混ぜ帳ですが、
古来からの伝統の技術を大切にしてきた銀座平野屋の歴史がうかがえるものです。
これも[銀座平野屋を語るもの]として、この度、紹介させていただきました。
✳︎参考資料:きもの永見HP「現代の残る伝統文化 絽刺しとは」
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