好きなテレビ番組のなかに『人生の楽園』がある これまでの時間に追われる生活をやめて、新たな人生を歩み始めるというもの
山に囲まれた田舎、海が見える漁村など共通しているのは自然豊かなところ そんなところに移り住み暖かい人々と交流を深める
お互いに助け合い支えあって笑顔で生きる いいなぁ
テレビを見ながら 嫁にたびたび言う
『俺もあんな生活をしたいわ 農家民宿か 先週は農家レストランを夫婦2人でやってたよなぁ』
「でも、みんなが上手くとは思わないわ きっと大変だと思うよ」
『海の見えるところに住みたいなぁ 朝のコーヒーも格別だろうなぁ』
「地震で津波でも来たらどうする 良いことばかりじゃないと思うわ」
『ある程度まで頑張ったら…海の見えるところで週末だけでも過ごしたいなぁ』
「みんな退職金とかで第2の人生を歩まれているのよ あなたにはそれがないわ」
『忘れてた 定年もない代わりに退職金もない 住宅ローンも残っているし…何か寂しくないかい』
「でも、30年も同じ仕事を続けるというのは凄いことだと思うわ」
この嫁の最後に言ったひと言が…
何故か嬉しく 心に響いたのです 『もう少し頑張ろう』と…ね
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