ドラゴンアーマー プロ
パンターA 初期型を重箱の隅をつついてみます。
パンター Aの初期型は、アハトゥンク・パンツァーNo.4によると1943年8月から1944年7月まで2200両が生産されたとのことです。
A型ではD型の不良個所であった変速機などが改良されていますが外観上ではわかりません。
当時の実践写真の識別用に外観の特徴に限ってみてみますと、キットの箱絵は初期型の特徴を良くとらえており良い資料となります。
1943年11月ころまで生産車両は、車体上部前面の機関銃用銃眼(MP40用)があることです。これはD型と同じなので外観からD型とA型初期型を見分けることはできません。
D型とA型の識別点は起動輪のハブにより見分けることができます。
これも実践写真では、判別はむずかしいです。OVMラックはD型と同じようです。
しかし、D型の砲塔には、発炎弾発射器がありA型にはありませんのでこれによりD型と見分けることができます。
キットの箱絵にも発炎弾発射器は描かれておりません。
重箱をつつくような指摘ですが、ドラゴンのキットは正確ですね。
つづく。