2015年12月15日(火)中央開発KK,大成建設KKへ小雨の中、辺野古基地建設工事の中止を求めて、抗議のアピールをおこないました。
翁長知事の埋め立て承認取り消し処分の撤回を求める「代執行」裁判が始まっている。政府は行政不服審査法や地方自治法の趣旨をねじ曲げて辺野古基地建設を強行しています。日本は法治国家なのでしょうか。
翁長知事は裁判の陳述書で、「沖縄県のみに負担を強いる今の日米安保体制は正常なのか、国民の全てに問いかけたい」と述べています。歴史的にも現在においても沖縄県民は自由・平等・人権・自己決定権をないがしろにされており、翁長知事はこれを「魂の飢餓感」であると表現しています。このような言葉を吐かせるほど沖縄を苦しめてよいのでしょうか。
沖縄県民の83%が辺野古基地建設に反対しており、米軍キャンプ・シュワブゲート前の座り込みが500日を超え、沖縄は総力を挙げて抵抗している。来沖中のベトナム、アフガニスタン、イラク等で戦った退役米軍人らの平和団体「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」のメンバーが11日に続いて14日も辺野古を訪問し、抗議に参加しています。「世界中の母親は、自分の子に他人の子を殺させるようなことをさせてはいけない」と訴えています。
沖縄県名護市辺野古の新基地建設に反対する県内の政党、市民・平和団体、企業、労働組合は14日、「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」を発足させました。結成大会には1300人が参加し、現地辺野古での抗議活動強化や県と国の法廷闘争の支援などで翁長雄志知事と連携し、新基地建設を阻止するために活動します 。沖縄が一体となって戦う体制になっています。
普天間飛行場が「世界一危険」と指摘したのはアメリカのラムズフェルトであった。しかし、危険性の除去どころか構造上欠陥があるといわれる危険なオスプレイまで配備し、日夜訓練飛行を繰り返しているのはどういうことか。世界一危険との指摘は辺野古移設のための方便としか考えられない。
「凡庸な悪」という言葉がありますが、これは「社会状況に沈黙する」、「政治に無関心である」、「現実から目をそらす」、「思考・判断の停止」、「長いものに巻かれる」等の行動の「凡庸な悪」により「積極的な巨悪」を産み、それに無自覚に加担・実行することを意味しています。与えられた業務を淡々と忠実にこなすことが、他人にたいして如何なる影響を及ぼすかについて一度立ち止まって考えて下さいと訴えました。
障がい者の立場から、これまで障がい者は差別され社会から排除され続けてきた。同じように沖縄も歴史的にも現在も差別され続け、新たな基地を押し付けられようとしている。健常者も障がい者になる可能性がある。例えば歳を取り足が不自由になり車椅子生活になる。今後、本土の地域も沖縄と同じように差別がありうると考えれば、他人事ではない。自分の問題として考えて欲しい、とのアピールもなされました。
今回は参加者が延べ20名を超え、埋め立て工事が止まるまで抗議継続を宣言し、終了しました。次回の抗議行動は、2016年1月19日(火)です。ご参集ください。