大人になる娘へ送る言葉 ~君を心から愛する父より~

僕は君のお父さんになった。君の成長の記録とともに、君の人生の半歩先を行く僕の学びを将来の君に送る言葉としてここに記すよ

ルーティンの大切さ

2020年09月15日 | 人生観
娘へ、

今日は「ルーティンを大事に」という話をしたい。
ルーティンというのは、決まりきったことを繰り返し行うこと。
簡単なようで、この積み重ねのもたらすパワーはとても大きいんだよ。

苦しいことやしんどいこと、でも必要なことをルーティンとして確立すると、
どんどん楽になっていく。
例えば早起き、朝の学習、週末の運動。
健康や成長に必要なもの、でも少しつらさを伴うものはどんどんルーティンにしていこう。

繰り返し起こる意思決定もルーティンを重ねることで、その意思決定スピードが格段に上がるし、
意思決定に伴う心理的負担もだいぶ和らぐよ。

悩んだけど、すごく些細な事で時間とパワーを使った何でことはよくあるよね。
悩みなんかは大抵は自分で作り出している幻想だから、悩んだら直感で決める。
この直感が磨かれるのはやっぱりルーティンなんだ。
もっと自身に大きな影響を与える重要なことの意思決定に力を温存できるよ。

繰り返しのパワーはすごくて、それを自分の生活にうまく取り込めると、
本当に色々なことが好転するよ。

父より

何がしたいかわからないとき

2020年06月06日 | 人生観
娘へ、

今日は何がしたいかわからないとき、お父さんがどう道を決めてきたかについて話そう。

周りでは明確な夢を持ち、したいことがわかっていて、夢の実現に迷わず突き進む友達もいるだろう。

でも多くの人は一瞬だけ「これがしたい」と思ってもその実現に多くの壁が立ちはだかり、「自分には無理ではないか」と思ってしまう。

そんなタイミングで他に面白そうなものが目に入れば、そっちに目移りしてしまって、ふらふらして何もできていない、、、、。なんてことはよくあると思う。

特に20代は考え方も柔軟で、何をやっても成長を感じられる年代である一方、選択肢も多いから目の前にある沢山のチャンスと
選択しの迷いから生じる行動力の鈍化に焦りを覚えることもあると思う。

お父さんにも同じような経験をしている。これが正解ではないかもしれないけど、お父さんは自分のやりたいことがわからないとき、
人に必要とされていることを優先に考えて道や行先を選んできた。

キャリアも自分がやりたいということよりも、自分ができることで、人に必要とされるところを基準に選んだりもした。
そうすると貢献の機会も多くあり、感謝されることも多い。自己肯定感が自然と高まってくるんだ。
自己肯定感が高まれば、「自分はもっとできるんじゃないか」と思えることがある。

そのステップを踏むとなんとなく「こんな事がしたい」と思うよになり、壁にぶつかっても「できるかも。必要とされていることだし」と思いながら継続できる。
周囲で自分よりも社会的に成功している人も多くいる。そういう人たちに蔑まれている感じることもあるかもしれない。

でも一つ言えるのは、その人たちとは目指しているフィールドも成功の基準軸も違うということ。
誰かの役に立っている感覚があれば、自己肯定感も芽生え、周囲の視線は意外と気にならなくなる。
いや、多少は気になるかもしれないけど、必要とされることをしていれば、必ず見てくれる人、支援してくれる人が現れるものだ。

自分の感覚で、一瞬の感情で、人にも必要とされていない判断をしてしまうと結果が出ないときに本当に落ち込んでしまうだろう。
支えてくれる人も多くはないかもしれない。つながりや絆のない中で生きていくことほどしんどいことはないだろう。

何がしたいかがわからないときは、周りの大事にしている人に聞いてみよう。「君の為に何ができるかな」。
きっと大事にしているひとなら、真剣にこたえてくれるはず。

父より




週単位の活動管理

2020年03月08日 | 人生観
物事を達成したいと強く願っていても、達成するまでモチベーションを維持し続けるのは容易ではない。

大きな夢は一日にしてならず。当たり前のことだけど、夢の達成に向けた道のりを考え、一歩一歩歩いていくしかない。

よく、達成までの計画を一日の計画まで落とし込んでいけば、その積み重ねでゴールにたどり着くという事が言われる。

でもそれでは毎日何かに追われるような日々になり、疲れも出てモチベーション維持が難しかったりする。

感覚では1週間で「ここまで」というペースメークをして、平日はどうしても忙しいので、間に合わなければ週末に追い込むというのがペース維持に現実的だ。

1日「ここまで」といっても、仕事や家事をしながらでは不測の事態が生じて達成できないことがよくある。

もちろん、計画を作って着実に実行していくことは大事だ。だけど、ほとんどの場合、自分が思っていた通りには進まないんだ。

そんなとき、必ず計画を修正する必要がある。その修正幅の単位が1週間がちょうどいいんだ。1日単位の修正を1日で取り返すのが難しい。

1日、2日の修正を1週間で吸収するのは意外にできるものだ。それは大抵の人にとって、週1日は自分の時間が取れることが多いからだ。

目標ができたら、週単位の活動に落とし込んで、達成度を見ていく。必要に応じて活動量を調整していく。

1週間、思った通りにいけば、それは成功体験で、次の1週間にさらに弾みをつけるものになるだろう。

危機への対応

2020年02月27日 | 人生観
2020年2月27日現在、中国の武漢で発生したコロナウィルスが世界で猛威を振るい、日本でも感染者が増加している。
日本人の感染者の中には高齢者で亡くなられた方もいる。

感染予防のためのマスクや消毒液を多くの人が買い求め、コンビニやドラッグストアでは品切れの状態が続く。
街ではマスクをつけないために電車で争いごとをする人や、マスクが欲しいがためにドラッグストアの前に行列を作り、割り込みをしたなどで争いごとをする人がいるらしい。
横浜に停留するクルージング船では船内感染が発生し、多くの人が閉じ込められた状態に。下船後に発生する人もいる。

テレビでは連日政府の対応を非難する野党の姿や、論評する著名人のSNSコメントなどが流される。
多くの人が関心を寄せている一方で、現場で拡散を必死に止める勇者たちの姿は中々見ることができない。

危機への対応は政府や政治家を非難することではないと思う。まず、自分たちに何ができるのかを発信する人はいないのか。
そしてこの言葉もまた、人に対しての批判なのかもしれないが、、、。

人は危機に直面すると本性が出やすい。危機こそ仲間と団結し、人への思いやりを持ちたい。
マスクの供給は需要に対して不足している。感染源に近い方、リスクに直面している方にまず供給されることを願う。

危機に対して力を合わせて対応することが解決の第一歩だと思う。求められるリーダーシップ。それは特定の誰かではない。
一人ひとりが問題に関心を持ち解決に向けて発揮するものであってほしいと思う。



まじめすぎる自分に疲れた時

2019年11月25日 | 人生観
娘へ、

君がどんな性格の大人になるかはわからないけど、自分で自分のことをまじめな人間だと思う事があるかもしれない。

人には常に正直で、冗談の一つも言えず、人の輪の中では目立つこともなく周りを立てる。
人を利用するような人間を見れば違和感を覚えるし、冗談でも腹の立つことを言われている人がいれば守りたくなる。
勇気を出して弱者を守るために意見を述べれば周囲は冷めた視線を返し散らばっていく。
自分より悪賢い人間が評価され、評価する人間もうまく操られている状況に気づいていない、、、。

「なんか真面目であっても何ひとついいことないな」とか「正義は本当に人を救うんだろうか」とか、何の進歩も生まないことを考えてしまい参ってしまう。
何かに一生懸命になることは、時に人の目には魅力的に映るけれど、それが自分で気づけることは少ないのが現実。

真面目過ぎると、世の中の多くが不真面目に見えてしまって疲れることがあると思う。

そんなまじめすぎる自分に疲れた時の一番の薬は、、、

何もかもサボること。何もかもサボって何もしない日を2-3日過ごしてみる。
するとまじめな性格だと直ぐにまじめであることの良さを何となく知れるような気がする。
不真面目に振る舞う自分もなんか好きだけど、でもやっぱりまじめでいたいなって不思議と思えるんだ。

真面目な自分に疲れたら、とにかく何もかもサボろう。無理に自分らしくあろうとするのはやめよう。自分らしくするということは自然であるということだから。
その時初めて自分の素の感覚を取り戻し、やっぱり真面目に生きる自分が好きなことに気づけると思う。

まじめであることを少し休憩するということかな。まじめなのってなんかかっこいいと思う。

父より