大人になる娘へ送る言葉 ~君を心から愛する父より~

僕は君のお父さんになった。君の成長の記録とともに、君の人生の半歩先を行く僕の学びを将来の君に送る言葉としてここに記すよ

〇〇は経験から学び・・・・

2020年06月14日 | 仕事
娘へ、

「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」というビスマルクの名言がある。
君も聞いたころがあるかもしれないね。

真意は自分自身の経験は、その時、その環境で、自身の未熟な判断とともに経験した狭い世界の話だけれど、
過去の長い歴史で多くの成功や失敗を重ねた史人や他人の経験はより広い世界であり、学びがあるということなのかな、と思う。

でも、お父さんは別の見方を持っている。「自分で経験すること」が間違いなく最も自分自身の「知(血)となり肉となる」と思っている。
特に現代のような情報過多の世界では、信頼できる価値のある情報の選定において、自分自身の実経験は一つの拠り所になる。
自身を過信してはいけない、自身が経験した事実は、未来の判断において一つ信頼できる材料になるだろう。

少しずつでもいいから自分が失敗を重ね、材料を蓄え、どうすれば成功するかをひたすら考え追求し続けることはとても大事だ。
自分の経験が生きた判断力を与えてくれるだろう

もちろん、歴史や他人から学ぶことも多くある。ただ、歴史や他人に見る事実は、自分自身の視野と体感と重ね合わせた時に
より信頼できる情報になり、他人の経験を自己のように扱う事ができるんだ。そのためには自分自身のがいろんなことを経験し、
いろんな人の立場、気持ちになって考えるということが肝要だ。

多くのことを経験していこう。

父より

挑戦する気持ちを折られそうになったら

2019年10月09日 | 仕事
娘へ、

今日は仕事などで「挑戦」するということについて思うところを伝えたい。

仮に一般企業に就職して3~5年経つと、大体仕事の内容がわかってきて自分で色々なことを試したくなる。
いざ、挑戦してみようと思っても、会社の3~5年程度の経験では中々責任をとれる立場でもないし、上司から認められないこともあると思う。

「自分はやる気なのに、やってみて失敗してみて、それが長期で成長すればいいじゃないか。なんで挑戦もさせてくれないんだ。」
「10年後、20年後には会社にいない人たちが何で若者の挑戦を阻害して、未来につながらない意思決定をするのだろうか。」


と、若い人は挑戦もさせてもらえず、動きの少ない環境では窮屈に感じてもやもやするだろう。
年配の人は安定して、動きを作らず、残りの短い会社生活を過ごす方が良いと考える人もいるだろう。

上に行けば行くほどその場にとどまることにインセンティブが働くんだ。
大きな企業で常に上を目指し続けて引っ張っていく(言葉ではそういっても実行できる)人は多くないと思う。

若い時に挑戦させてもらえないこと。それはとてつもなく大きな成長の機会損失だ。
そんな状況に直面した場合、次のどちらか2つの行動を勧めたい。

1.すぐに挑戦できる環境に身を移す
2.笑顔でその環境を受け止め、自分が自由な時間に挑戦を続ける

若い時に挑戦をしないことのリスクは非常に大きい。なぜなら挑戦なくして学びは限りなく無いに等しい。
学ばないまま年を取ることが以下におそろしいか。

1.を選ぶ人は転職を繰り返したりするだろう。ただ、挑戦をし続けている限りは会社が変わってもステップアップしているケースが多い
2.を選ぶ人は割り切りで会社に残るかもしれない。ただ、会社の外で自分の目標に挑戦し、学びの蓄積をしているケースが多い。

2.のケースは会社でも高い評価を得て長い時間をかけて上に上がっていく人も結構いる。
もし環境を変えるのがタイミングではないと思えば、2.を選択してしばらく様子を見てから、タイミングが来たときに1.にするのも良い。

多くの場合、君の挑戦を阻害する人は、自分の保身しか考えていないか、何も考えてないかだ。
若者の成長を第一に考えれば、基本的には何かしらのアドバイスを与えながらも、若者の挑戦を応援するはずだ。
言葉では「挑戦しろ」と言いながら、いざその時が目の前に来ると尻すごむ人も多い。つい、自分の責任問題がちらつくのだろう。

挑戦させてくれる環境に自分の身を置けるといいね。世の中には邪魔する人もいれば、しっかり応援をしてくれる人も必ずいる。
挑戦を阻害されたからと窄むことなく、挑戦し続けてほしい。

父より


言葉の魂

2019年09月22日 | 仕事
娘へ、

「言霊」という言葉を聞いたことがあるかもしれない。
言葉には魂がこもっていて、その波動の力が実際に行動に影響を与えることがある。

これは常々お父さんが感じるところだ。
ポジティブな言葉をよく言う人の周りには笑顔の人が多くいる。
ネガティブな言葉をよく言う人の周りには辛そうな人が多くいる。

どんなに環境がネガティブでも、明るく、楽しく、感謝の気持ちを持った言葉を発していれば人が集まり笑顔をつくる。
その笑顔が大きな力となって思いもよらない助けを呼び込んだりすることで、環境が好転する。

言葉だけで?と思うかもしれない。でも言葉を明るくすれば、思考も明るくなり、表情も明るくなり、行動も前向きになる。
本当につらい時は一日休んで嫌なことを忘れる。一人の時間をもって心を整理する。
整理ができたら、とにかく言葉に出してみる。内面の気持ちを外部に出すことは、その瞬間に気持ちを周囲伝わる波動に変換しているということ。

幸せの言葉を言う事が習慣になれば、周囲にも幸せな人が増える。

言葉はそれだけ人生を変えるツールだ。是非大事に使ってほしい。

父より