薬処方

2015-06-09 18:04:30 | 薬害

 医師専用のコミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」を運営するメドピア株式会社が、会員医師に対し「”飲み忘れ”や”飲み残し”による『残薬』の問題」についてのアンケートを実施したところ、約6割の医師が病気の原因が不明な時に薬を処方した経験があると回答したことがわかった。

◎「ある」と答えた医師の、具体的なケースや理由(回答の一部を抜粋)

・原因が不明な発熱や頭痛などに対する対症療法薬。(30代、呼吸器内科)
・痛みの原因を検索中でも患者さんの希望で痛み止めを出さざるを得ない。(50代、整形外科)
・過敏性腸症候群と診断しきれない段階での整腸剤投与。(30代、消化器内科)
・患者が検査を拒否した時、訪問診療で検査ができない時。(30代、呼吸器内科)
・初診時に原因がはっきりすることはむしろ少なく、対症治療が必要なケースは多々あります。(30代、消化器内科)

■複数の診療科による個別処方や多剤投与などが指摘されているが、約6割の医師が真薬を処方する上で不安を感じたことが「ある」と回答

◎「ある」と答えた医師の、具体的なケースや理由(回答の一部を抜粋)

・他の医療機関で何が処方されているかわからない。(50代、泌尿器科)
・患者が薬手帳など持っていなくて、他院で出ている内服などが不明だが、今日薬をどうしても出して欲しいという場合。(40代、整形外科)
・リスクの高い薬(抗凝固薬、抗不整脈薬等)を他院で処方されているが、本人が名前を覚えていない。(30代、一般内科)
・認知機能が低下している患者様の場合や,薬の事を正確に理解せずに処方だけ受けている場合など。(40代、代謝・内分泌科)
・先方の紹介状に薬の用量が記載されていない時、患者さんが併用薬は無いと言っていたのに、後日併用薬の存在を知った時。(30代、呼吸器内科)

■約6割の医師が「薬を出さない医師は患者うけが悪い」と感じたことがあると回答

◎「感じる」と答えた理由(回答の一部を抜粋)

・病院に薬をもらいに来ている人が多いため。(30代、一般内科)
・診察自体に重きをおいてない患者が多く、薬がないと何もしてくれなかったと感じるようだから。(40代、小児科)
・病院に来たのに無治療だといわれる。(40代、放射線科)
・ほとんどの患者は治療を希望して受診されており、内服不要・検査不要で経過観察で帰宅される場合は十分な説明が必要。(30代、小児科)
・医療機関にかかったのに、何もしてもらえなかったと感じるだろうから。実際は安全という何より大事なことを重視しての対処なのに。(40代、整形外科)
・その薬は必要ないと話すと機嫌が悪くなるかよそでもらうと公言する。(60代、一般内科)

■大量の「残薬」が生まれてしまう一番の要因は?

・他科、他院の処方が不明。院外薬局があまり機能していない。(40代、呼吸器外科)
・処方薬の管理が一元化されていないからだと思います。(40代、小児科)
・医師の説明不足と、患者の理解不足。(50代、一般内科)
・患者の服薬管理の限界と薬への盲信。(50代、整形外科)
・患者さんが勝手に判断して服薬を調節してしまう。(60代、一般内科)
・1日1回の服用は忘れにくいが、複数回の場合忘れやすい。(50代、一般内科)
・飲み忘れが多いです。認知症の方は、服薬に工夫が必要です。毎回診察の際、残薬量を確認し、処方量を調節しています。(60代、精神科)
・やはり飲み忘れが多いためと思われる。小児科は成人と違い薬の種類が少なく日数も多くて1ヶ月分処方のため残薬で困ることは少ない。(40代、小児科)
・薬などは保険適用で安価で入手できるために、患者が残薬などを大事にせず、どんどん出してもらっている。(40代、放射線科)

■「大量処方や薬をめぐる問題」についての意見

・患者の服薬コンプライアンスが不良なこともあり、服薬指導は重要だろう。(40代、消化器外科)
・保険証で他院の処方も全て把握できるシステムが必要。薬剤の転売なども防止できる。(30代、精神科)
・とかく、「薬を出す」ことで問題解決を図ろうとしがちなことが問題だと思う。それは、医師側だけでなく、患者の側も同様に。(40代、精神科)
・高額な抗がん薬を、自己判断で減量したり飲まなかったりする症例は相当存在するものと思われ、残薬の管理をする手立てを見つける必要が有る。(40代、血液内科)
・薬局で薬手帳を確認し、フィードバックしてほしい。(30代、循環器内科)
・服薬管理に関する関係各所との連絡調整がしやすくなるとよい。(40代、一般内科)
・個人的な努力に帰してしまうが、自身は外来時に飲み残しを聞いて、面倒でも残薬調整を行って、処方している。また調剤薬局には面倒をかけるときはあるが、残薬がどうしても出るような方には家の残薬を外来に持参していただきそれも含めて一包化したこともある。(30代、消化器内科)
・多量の薬を内服している人の処方を見るといまいち処方されている理由がわからないこともあり、経営上の問題での過剰処方も中にはあるような気がする。また、薬の副作用を抑えるためにさらに追加で処方してしまうというケースも結構あるのではと思う。(30代、麻酔科)
・外来に関しては基本的に院外処方になっている病院、医院が多く、薬を出せば出すほどもうかった一昔前とは事情が違うはずなのに、いまだに服用しなくてもいい薬を大量に処方する医院があります。(50代、泌尿器科)

<調査概要>
調査対象:医師専用コミュニティサイト「MedPeer」に会員登録をする医師
調査期間:2015年5月18日
有効回答:163名

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150607-00010003-dime-soci


日本のベンゾジアゼピン消費量は世界一位

2013-07-08 13:59:19 | 薬害

この表は有名なベンゾジアゼピンの売上表です。ベンゾジアゼピンとは睡眠薬や安定剤に含まれている成分です。左が日本で真ん中のへんに中国やインドがあるので、比較しやすいと思います。日本の上には数字が書いてありますが、これは振りきれているということです。



結局この表がなにを意味するかというと、日本は中国の45倍ベンゾジアゼピンを使用している薬漬け大国だということです。日本のベンゾジアゼピン消費量は世界一位であり、二位を大きく引き離しております。二位じゃダメなんですね♪。

日本はアヘン戦争時の中国と何の変わりもありません。しかしアヘン戦争当時、中国は多くの民衆が市民活動し徹底的に逆らいました。もちろん中国人にも溺れるバカはいましたが、日本人に中国とかバカにする資格はありませんね。私も今のごり押し中国は大嫌いですが、右翼とかネトウヨとかが何も知らず中国をバカにしてる姿は、心底滑稽極まりません♪。



自分たちが世界で一番アホな民族だって証明してるようなもんなのに♪。ホントに国を愛する国民なんだったら、世界一オワッテルこの薬物行政や食の行政にモノ言ってみれば♡。



ハチ激減と関連性ある殺虫剤3種、2年間の使用禁止へ EU

2013-05-06 01:52:51 | 薬害



【4月30日 AFP】欧州連合(EU)で29日、ハチの激減と関連性があるとされる殺虫剤3種の使用を2年間にわたり禁止することが決まった。禁止令は12月1日から施行される。

 欧州委員会はハチ激減の原因とされる殺虫剤の使用禁止案を提案。29日に加盟国による投票が行われ、ドイツ、フランス、スペインなど15か国が賛成し、可決した。反対票を投じたのは英国、ポルトガルなど8か国、アイルランドとギリシャを含む4か国は棄権した。

 トニオ・ボルジ(Tonio Borg)欧州委員(保健・消費者保護担当)は「われわれの生態系に必要不可欠で、欧州域内の農業に年間220億ユーロ(約2兆8000億円)超の利益をもたらすハチが確実に保護されるよう、最善を尽くすことを約束する」と述べた。大陸規模で殺虫剤が禁止される世界で初めての例となる。

 禁止の対象はドイツの化学・製薬大手バイエル(Bayer)製の殺虫剤「イミダクロプリド」と「クロチアニジン」、スイスの農業バイオ大手シンジェンタ(Syngenta)製のチアメトキサム。これら3種は、種子の消毒のために使用されたり、ハチを引き寄せる植物や穀物、土壌に散布される。世界の食料生産に不可欠な昆虫による花の受粉のうち80%はハチが行っており、ハチがいなくなると、多くの作物は結実が不可能になったり、人工授粉が必要になってくる。

 欧州食品安全機関(European Food Safety Authority、EFSA)は今年初め、殺虫剤3種はハチなどの受粉を行う昆虫に憂慮すべき危険性を与えるとの報告書を発表。これを受け、欧州委員会は4つの主要穀物―トウモロコシ、菜種、ヒマワリ、綿花―への使用禁止を加盟各国に求めた。(c)AFP/Christian SPILLMANN

http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2941468/10662681