がん医療のタブー…効かない抗がん剤、寿命を縮める手術が横行するカラクリ

2015-05-28 00:41:40 | がん

現在、日本人の死因1位であるがん。がん治療といえば、抗がん剤や外科手術が頭に浮かぶが、慶應義塾大学医学部講師で、昨年10月に『どうせ死ぬなら「がん」がいい』(宝島社新書/中村仁一共著)を上梓した近藤誠氏によると、こうした治療は寿命を縮めるだけではなく、多くの苦痛をもたらすという。
 そんな近藤氏に、
「がん患者は、がんではなく“がん治療”で苦しむ」
「がんの9割に抗がん剤は無意味」
「がんの外科手術をしないほうが寿命が伸びる」
「なぜ病院・医者は、無意味だと知っていても、抗がん剤投与や手術をするのか?」
「人間ドックやがん検診で寿命が縮まる?」
などについて聞いた。
ーー本書は『どうせ死ぬなら「がん」がいい』と、かなり挑発的なタイトルですが、なぜ、死ぬならがんがいいのでしょうか?
近藤誠氏(以下、近藤) がんは、ほとんどの場合、最後まで患者の意識はしっかりしていますし、普通の生活を送れます。また、何よりも周りにかける迷惑の度合いが、他の病気と比べて低いので、家族などに惜しまれながら死んでいくことができます。日本人の死因でがんの次に多い心筋梗塞や脳卒中では、なかなかそうはいかない。例えば、脳卒中の場合などは半身不随になって、何年も寝たきりになる人も多いですね。そういう介護生活になると、本人も大変ですが、周りにも迷惑をかけてしまいます。
ーーしかし、「がんは痛い」というイメージがあります。
近藤 皆さんがそういうイメージを持たれているのは、抑えきれないほどの強烈な痛みや苦しみを伴い、のたうち回って死ぬと思われているからでしょう。そういう痛みや苦しみは治療から来るものであって、世間で思われているほどがんは痛くはありません。つまり、患者は手術で痛み、抗がん剤で苦しむわけです。そういう治療の痛みを、がんの痛みだと思ってしまうわけです。痛いのは治療するからですよ。そして不必要な手術をしたり、抗がん剤治療をするから、苦しい死、悲惨な死になってしまうのです。
 病院経営という面から見ると、がんの治療というのは、すごく大きな割合を占めています。がんが怖いから病院に来たり、人間ドックを受けたりするわけですよね。でも、医者が「外科手術はほとんど無意味だから、放射線治療でいい」とか、「抗がん剤は効かない」「がん検診や人間ドックは受ける必要がない」というようなことを言い始めたら、誰も病院に来なくなり、治療の数も減って、つぶれる病院がたくさん出てしまいます。だから、医者はそういうことを知っていても誰も言わないわけです。
 それから、痛みという意味では、治療を受けて当面延命できた場合には、どこかに転移している病巣が育つ時間を与えるということです。つまり、「骨に転移が出て痛い」「脳に転移して麻痺が出た」というようなことにつながるわけです。これも、やはり治療したがゆえの痛みであり、苦しみです。
ーー外科手術でがんを切り取らないほうが、長生きできるのですか?
近藤 胃がんで外科手術というのは、間違っていると思います。とにかく食事がとれていれば胃がんでは死にません。でも、歴史的に外科医が治療に当たってきましたから、「がんというと外科手術」という風潮がまだ残っているわけです。そして、それを疑わない人が多い。固形がんの治療は、痛みが現れたときに、それを抑えたり、QOL(Quality of life:生活の質)を維持するために緩和的な治療をすればいいと思います。
ーーそれは若い人にも言えることですか?
近藤 若い人こそ先が長いのですから、QOLが高い治療を選ばないといけませんね。「まだ若いのだから、徹底的にやりましょう」と言う医者がいますが、これは罠です。徹底的にやると、臓器を全部摘出されてしまいますよ。気をつけてください。
●固形がんに抗がん剤は効かない?
ーー「がんには、抗がん剤を使うのが当たり前」と思っている人が多いと思います。
近藤 間違えないようにしないといけないのは、がんには血液がんと固形がんの2種類あって、固形がんというのは、胃がん、肺がん、肝臓がん、大腸がん、乳がんのような塊をつくるがんです。このような日本人がよくかかるがんには、抗がん剤は効かない。でも、急性白血病や悪性リンパ腫のような血液がんには効果があります。先日亡くなられた市川団十郎さんが急性前骨髄球性白血病と診断されたのは、2004年でしたね。昔ならだいたい半年くらいで亡くなられていたと思います。団十郎さんの場合も治ったわけではなくて、延命効果ですけれども、それにしてもやはり10年近くも長生きできたというのは、抗がん剤の効果もあったと考えなければいけない。
ーー本の中で、9割の人はがんという病気そのものではなく、治療に苦しめられているとも書かれていますね。
近藤 寿命を縮めるがん治療というのは、すごく多いのです。中村勘三郎さんの場合が典型的ですね。勘三郎さんの場合には、人間ドックでがんが見つかったわけですが、それまではなんの自覚症状もなかったと聞きます。いずれは食べ物などがのどを通りにくいというような自覚症状が出たと思いますが、治療をせずに放置しておけば、あと2~3年は生きられたでしょう。もちろん4月の新歌舞伎座のこけら落としにも出演できました。がん検診を受けてがんが見つかると治療に走ってしまう、これは多くの人が陥りやすい間違いなのです。自覚症状が出てから医者にかかれば十分です。
ーーがんと診断されたら、どのように治療すればいいのでしょうか?
近藤 早期発見努力をせずに、例えば肺がんであれば少し呼吸が苦しいとか、食道がんや胃がんは食べ物が通らないとか、そのような自覚症状が出てがんが見つかった場合は、それは「がんもどき」ではなく、本物のがんですね。それに対しては体が一番楽な治療、つまり外科手術は避け、臓器を残す非手術的な治療を選ぶことです。
 選択の道は2つあります。例えば食道がんだと、1つは、食べられなくなっても完全放置することです。そうすると、最後には水も飲めなくなって餓死することになります。健康な人が食べたいのに食べられないというのは悲惨ですが、体が衰弱して食べようと思っても無理というときには、心理的な飢餓感は少なくなるようです。この道を選ぶのはなかなか難しいのですが、体は楽なまま死ねます。
 もう1つの道は、放射線治療を選択する道です。食事をすることができるようにもなりますし、長生きできる。それに臓器を残すわけですから、QOL、生活の質の面でもいいですね。12時間もかかる、開胸・開腹手術をしなくても済みます。しかも、比較試験の結果を見れば、外科手術より放射線治療のほうが成績がいい、治療で死ぬ人が少ないというのははっきりしているのです。比較試験というのは、外科手術を受けたグループと放射線治療を受けたグループの2つに分けて、それぞれを5年後の生存率などいろいろな観点から比較するものですが、試験結果は論文などで公表されていますから、外科医も当然知っているはずですよ。
●病院・製薬会社・厚労省のタブー
ーーそうした事実を知りながらも、なぜ病院はがん患者に対し、抗がん剤投与や外科手術を行うのですか?
近藤 まず病院側は、先ほども申し上げた通り、病院経営の大きな部分を、がん検診や抗がん剤投与、外科手術をはじめとするがん治療が占めている。外科医は、手術をしなければ、自分のよって立つものがなくなってしまう。製薬会社にとっても、抗がん剤は大きな収益をもたらせる。そして厚生労働省はこうした現状を是認しているし、基本的には病院、製薬会社寄りの立場です。つまり、外科手術や抗がん剤を否定することは、病院・製薬会社・厚労省にとってタブーともいえます。
ーーそのタブーを侵した近藤さんに対し、圧力がかかったりすることはないのでしょうか?
近藤 20年ほど前、月刊誌「文藝春秋」(文藝春秋)に『がん検診・百害あって一利なし』を載せた際は、病院の上層部から呼び出されて、「謝罪しろ」と言われたりしました。また、今でも肩書は講師のままで、出世させないなどという程度の措置は受けていますが、それ以上の圧力をどこからか受けたりするようなことはありません。また、私の主張は論文やデータに基づいていますので、正面切って反論してくる人もいません。
ーー外科医の方々は、実際に自身や家族ががんになっても、手術をするのですか?
近藤 普段がん患者の手術を行っている外科医でも、自分や母親ががんになると、手術ではなく放射線治療にするケースは多いですよ。
●がん検査で発がん率上昇?
ーーCTスキャンなどを使った検査が原因の発がん死亡率は、日本が世界一だと書かれていますね。
近藤 これほど国民に被曝させている国はないですね。原発事故での被曝量が問題になったときに、特攻隊の隊長さんが27ミリシーベルトの放射線を浴びて問題になりました。ですが、CT検査を受けると普通は20~30ミリシーベルト程度は被曝しますし、多い人だと50~100ミリシーベルトの人もいます。CT検査を受けたことで、5~10%くらいは発がんしている可能性があります。10年以上前にイギリスで出された報告では、すでに日本人のがん死亡の3%くらいは、放射線によるものだと推定されました。
ーーがんを予防するには、どのようにすればよいのでしょうか?
近藤 喫煙者は禁煙することです。それから規則正しい生活を送り、適量のバランスがとれた食事をとるのが一番だと思いますね。太りすぎもよくないし、痩せすぎもよくない。メタボと騒がれていますが、ちょっとくらいメタボでも、それほど寿命が短いわけではありません。それから、「長生きしたければ、肉を食べるな」と言う人もいますが、そういうことをしたら逆に寿命を短くしてしまいます。肉ではないにしても、魚や卵など、良質のタンパク質は必要です。
 人間は、何万年、何十万年にわたって、炭水化物、野菜、あるいは動物性タンパク質を食べて生きてきました。そして、それに適応して今の体があるわけです。ある特定の食べ物を長く断つと、体にゆがみやきしみを生じることがありますね。
ーー一般にがん予防というと、がん検診や人間ドックが頭に浮かびます。
近藤 がんの中には、大きくならず、あるいは放っておくと消えてしまうものがあります。こういうものを「がんもどき」と言っているのですが、痛い、苦しいなど日常生活で不便を感じる症状がなく、検査や人間ドックなどで見つかるがんは、ほとんど「がんもどき」です。つまり、がん検診や人間ドックなどの早期発見努力をしてがんを無理やり見つけ出すから、放っておけば消えてしまうがんもどきのために臓器を失って苦しむことになるわけです。
死ぬまで気づかずに共存共生できるがんというのは、たくさんあります。50歳以上の男性では、50%以上の人が前立腺がんを持っていますが、普通は気づきませんね。前立腺がんが原因で亡くなる男性は1%しかいない。胃がんでも大腸がんでも、同じような傾向があります。
ーーしかし、会社員は年1回の健康診断を受けなければなりません
近藤 私は、定期的に健康診断を受けさせるのは、人権侵害だと思っているのです。健康診断を義務づけている国は日本以外にありません。でも、そういうことを主張して会社と闘うのは難しいでしょうから、健康診断を受ける際には、がんが発見されそうなものはなるべくやめる。身長、体重、視力を測って、それで済めばそれだけにしておくのが一番ですね。採血検査、それから胃のレントゲンや胸部レントゲンとか、とにかくがんが発見されそうなものはなるべく省く。そうすると、はるかに長生きできますよ。


癌三大療法(抗ガン剤、放射線、手術)は、岩盤規制に守られた、日本医師会の目の眩む利権

2015-05-28 00:31:42 | がん

徹底的にヒトを殺害する医猟産業

「アメリカでは、通常のガン治療(抗ガン剤、放射線、手術)以外の治療をやったら、すぐに逮揃された」。1970~80年代、戦慄の事実だ。NPO法人、痛コントロール協会の森山文仁氏の証言は続く。「さらに病院は閉鎖。日本の厚生省(当時)もそうだが向うのFDA(食品医薬品局)はもっと酷い。医師会が凄い。政治家を抱えていますから。何人かの先生が〝不自然な死″を遂げたという話も……。医師会にとって〝邪魔者〟ですから。怖いです。上院マクガバン報告に登場した学者が〝謎の死〟を遂げたり……。警察だって黙認する」。

マクガバン報告は「アメリカ人を苦しめる疾病の大半は、誤った食事内容にある」……と結論づけた5000ページ余の画期的な研究リポート。それは、まさに医学・栄養学の真理。そこで正直に証言した医師たちが闇に〝消されている″としたら……それは身の震える恐怖だ。しかし、十二分にありうる話だ。抗ガン剤、放射線、手術……ガン三大療法は〝かれら″にとっては、目のくらむ「利権」だからだ。

しかし、日本のガン治療の現状は、まさに旧態依然……
 
ほぼ100%、国家(厚労省)主導のガン・マフィアたちが医療現場を制圧している。いまだに、あなたがガンで病院にいけば、まちがいなく、この〝殺人療法″を施される。アウシュビッツのガス室に送り込まれたようなものだ。そして、その利権システムに背く代替療法を〝魔女狩り″で血祭りに上げているのだ。その弾圧の一貫が、健康食品の摘発である。つまり「ガンに効く」といって健康食晶を売っただけで、このクニの警察権力は逮捕して身柄を拘束するのだ。その理由は「無許可医薬品販売」。

まったく、医猟産業が徹底的にまで人を殺しているのに、こんなことで逮捕されるのだから始末に負えない。私だってがん治療のすべては否定しない。テキトー生活のグーミンがガンになって、それも放置したままがんが巨大化すれば、さすがにイレウスなどになるだろう。その場合はにっちもさっちもいかずに死ぬので、手術はやむをえなかったりする。これは代替療法医でさえ認める人が多い。しかしそれ以外はほとんど無駄だろう。抗がん剤だけでなく、分子標的剤も放射線治療も、もちろん私は一切お勧めしない。

内海聡
https://www.facebook.com/TokyoDdClinic


ホルミシスの効果

2015-05-21 01:35:08 | ホルミシス

ホルミシス効果は、中間的な線量範囲(100mSv以上)で現れる。
長期的な効果は有害かもしれないので、放射線防護の観点からは考慮すべきでない。        
                     (ECRR, ICRP, 2005)


イガクムラに自浄作用などというものは存在しない「医構造の根本的矛盾と医学者が嘘をつくことの背景」

2015-05-16 15:23:55 | 既得権益

●イガクムラ学会でのエピソード
 
ここでイガクムラにおいての典型的な話を二つ紹介しよう。この話は両方とも私の知人の経験談である。
 あ
る医師ではない学者が医学シンポジウムにおいて、医学とは一味違う、代謝や免疫についての講演を行なった。その理論は通常の医学者にはとても理解できないくらい難しいものだった。専門でなければ、教授だろうが助教授だろうがとても理解できるレベルでなく、しかも西洋医学の生理理論や薬理理論を明確に否定しているものであった。もちろんその理論は現代科学(現代医学ではなく)において証明された真実ばかりである。ここで医学者たちのとった行動が面白い。そのエライ医学者たちはその学者の講演時間が半分も残っているのに、無理やり打ち切りにしてしまった。自分たちがバカであることを指摘されるのが耐えられなかったのだろう。
 
ある別の医学者(こちらは医師)は小児科の学会に乗り込んだそうだ。そして、インフルエンザワクチンやタミフルに関して、非常に科学的で興味深い質問をいくつかした。そうするとここでも似たような反応が起こった。通常、学会での質問は自由であり、自由に議論してこそ成り立つものなのだが、座長はその質問が終わる前にさえぎり、「この質問に答える必要はない」と言ったそうだ。当然、答えられないのだからその反応は当たり前だが、そのときの他の参加者(=医学者)たちの反応がすごい。その場に集っている小児科医が満場一致で、座長の判断に大拍手したのである。
 
医学者という人種は、人を治すためとか真実を追求するために存在しているのではないのだと、骨身に染みる話である。これがイガクムラの実態であり、このイガクムラに自浄作用などというものは存在しない。とにかく、あらゆる人々が、この構造の根本的矛盾と医学者が嘘をつくことの背景を知る必要があるのだ。
http://www.facebook.com/TokyoDdClinic


代替医療弾圧、「がんに効く」で無許可医薬品販売で逮捕

2015-05-16 15:21:17 | 日本医師会

「アメリカでは、通常のガン治療(抗ガン剤、放射線、手術)以外の治療をやったら、すぐに逮揃された」。一九七〇~八〇年代、戦慄の事実だ。NPO法人、痛コントロール協会の森山文仁氏の証言は続く。「さらに病院は閉鎖。日本の厚生省(当時)もそうだが向うのFDA(食品医薬品局)はもっと酷い。医師会が凄い。政治家を抱えていますから。何人かの先生が〝不自然な死″を遂げたという話も……。医師会にとって〝邪魔者〟ですから。怖いです。上院マクガバン報告に登場した学者が〝謎の死〟を遂げたり……。警察だって黙認する」。

マクガバン報告は「アメリカ人を苦しめる疾病の大半は、誤った食事内容にある」……と結論づけた五〇〇〇ページ余の画期的な研究リポート。それは、まさに医学・栄養学の真理。そこで正直に証言した医師たちが闇に〝消されている″としたら……それは身の震える恐怖だ。しかし、十二分にありうる話だ。抗ガン剤、放射線、手術……ガン三大療法は〝かれら″にとっては、目のくらむ「利権」だからだ。

しかし、日本のガン治療の現状は、まさに旧態依然……。
 
ほぼ一〇〇%、国家(厚労省)主導のガン・マフィアたちが医療現場を制圧している。いまだに、あなたがガンで病院にいけば、まちがいなく、この〝殺人療法″を施される。アウシュビッツのガス室に送り込まれたようなものだ。そして、その利権システムに背く代替療法を〝魔女狩り″で血祭りに上げているのだ。その弾圧の一貫が、健康食品の摘発である。つまり「ガンに効く」といって健康食晶を売っただけで、このクニの警察権力は逮捕して身柄を拘束するのだ。その理由は「無許可医薬品販売」。

まったく医猟産業が徹底的にまで人を殺しているのに、こんなことで逮捕されるのだから始末に負えない。私だってがん治療のすべては否定しない。テキトー生活のグーミンがガンになって、それも放置したままがんが巨大化すれば、さすがにイレウスなどになるだろう。その場合はにっちもさっちもいかずに死ぬので、手術はやむをえなかったりする。これは代替療法医でさえ認める人が多い。しかしそれ以外はほとんど無駄だろう。抗がん剤だけでなく、分子標的剤も放射線治療も、もちろん私は一切お勧めしない。

内海聡
https://www.facebook.com/TokyoDdClinic


フコイダン

2015-05-16 01:17:57 | がん

整腸作用や免疫活性、抗ウィルス作用などの効果が報告されている「フコイダン」。長年の研究により、抗がん作用のほか、免疫活性などについても効果が期待できるとして大変注目されているのです。どのように摂取する必要があるのか、ご紹介していきましょう。

 

あのヌメリが免疫回復に一役!

「フコイダン」は、モズクやコンブなどの海藻類のヌメリ成分に含まれる天然成分。海藻が砂などに触れた際に傷ついてしまった部分を修復したり、引き潮で身が乾燥してしまうのを防いだりする成分で、とくにモズクに多く含まれるということがわかっています。整腸作用をはじめ、免疫の活性化や抗ウィルス作用などの人間の防衛機能・免疫回復させる効果や、抗腫瘍作用や中性脂肪抑制など、私たちの健康に必要不可欠な成分が含まれていることは、学術的にも明らかにされているのです。自然治癒力を正常化させるという分野においては、とくに抗がん剤治療中の人の日常生活のQOL(生活の質)向上に大いに役立つと言われています。

 

がん細胞のアポトーシスにも有効!?

フコイダンの効能として期待されるものに、次のようなものがあります。

免疫力腑活化作用

フコイダンには人間の自然治癒力を回復・向上して、体質を改善する効果があることが分かっています。体内の腸表面の細胞から血液を通じて全身に伝達され「腸管免疫」に刺激を与えることによって、免疫力を高めるといわれています。

アポトーシス誘導作用

細胞がまるで自滅するかのように自然に消滅に導く作用のことをアポトーシスといいます。近年、フコイダンに含まれるフコキサンチンにがん細胞のアポトーシス誘導作用があることは確認されており、期待する声が高まっています。

ピロリ菌の減少による体内粘膜の保護

フコイダンは体内の粘膜を保護する役目があり、フコイダンの粘り類が胃の粘膜を刺激し、胃を活発に動かしてくれます。また、胃潰瘍や胃がんの原因のひとつと言われるピロリ菌を減少させる働きも確認されています。

 

フコイダンの原料である褐藻類は、独特のヌメリ成分で自らの身をガードしています。細菌をよせつけず、強い太陽光や紫外線によって発生する活性酸素をバリアする抗酸化作用を持っています。そのことから、活性酸素が主な原因となる老化や血管凝固、シミなどにはじまる身体の錆びから守ってくれるといわれています。

 

有効成分を吸収しやすい身体をつくることが重要

フコイダンは長年の研究により、吸収する・しないの個人差が確認されており、人によってはその効果を十分に得られない場合があります。日常的に海草類をよく食べている人には高い効果があるというデータもあり、フコイダンの摂取頻度により、その差が出ている可能性も示唆されています。吸収する人には、非常に有効な効果が発揮されるものの、吸収が弱い人には効果が十分発揮されないことから、フコイダンの高い抗腫瘍、抗がん作用、免疫活性などの効果にあやかるには、自分が十分に吸収する力を持っているかどうかを把握することも必要なのです。
http://mocosuku.com/2015031911130/