目覚まし時計頼るな…自発的目覚めは頭スッキリ

2013-06-24 21:44:23 | 健康


読売新聞 6月23日(日)15時27分配信
 目覚まし時計に頼らず、朝起きる時間を意識して自発的に目覚めると、朝だけでなく昼の覚醒度も上がることが、国立精神・神経医療研究センターの池田大樹研究員の研究でわかった。

 27日から秋田市で始まる日本睡眠学会で発表する。

 池田さんは、15人の男性(平均年齢41歳)に目覚まし時計を使う場合と使わない場合で、5時間の短めの睡眠をそれぞれ4日連続でとってもらい、数字に反応してボタンを押す簡単なテストで覚醒度を比較した。その結果、寝不足がたまった4日目では、起きる時間を意識して自発的に目覚めた方が、テストの反応時間が朝で12%、眠気が強まる午後2時で20%短く、覚醒度が高かった。自身で感じる眠気には差がなかった。

 池田さんの過去の研究では、起きる時間を強く意識する訓練を1週間続けると、8割が目標時刻の前後30分以内で目覚めることができた。

 池田さんは「十分な睡眠を取るのが一番良いが、取れない場合も、起きる時間を意識して自発的に目覚めることで、覚醒度を高めることができる。目覚まし時計に頼らない生活を試してほしい」と話す。

産総研、乳酸菌が腸管免疫を活性化する新たなメカニズムを発見

2013-06-24 12:47:23 | 刷り込み
マイナビニュース 6月24日(月)10時10分配信

(写真:マイナビニュース)

産業技術総合研究所(産総研)は6月21日、乳酸菌が腸管免疫を活性化する新たなメカニズムを発見したと発表した。

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成果は、産総研 バイオメディカル研究部門 分子複合医薬研究グループの辻典子主任研究員、キッコーマン研究開発本部の川島忠臣研究員らの共同研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、米国東部時間6月20日付けで米科学誌「Immunity」オンライン掲載に掲載された。

人体に有益な作用をもたらす微生物、およびそれを含む食品を「プロバイオティクス」という。そしてプロバイオティクスの代表格といえば、乳酸菌だ。誤解されやすいが、実は乳酸菌という1種の菌があるのではなく、代謝により糖から乳酸を生成する細菌の総称である。腸内に常在しているほか、ヨーグルトなどの発酵食品やさまざまな加工食品にも含まれているため、日常的に摂取されている、もしくは健康のために接種している人が多いのはご存じの通りだろう。

乳酸菌は健康維持・増進に効果があるだけでなく、安全性が高く、発酵食品にも応用しやすいといった観点から、食品・医薬品業界からの注目度は高い。特に免疫増強効果については多くの報告がなされており、さまざまな免疫疾患への効果が期待されているのが現状だ。乳酸菌は、ほかの細菌に比べて多量の「二重鎖RNA」(2本の相補的な配列を持つRNAがDNAのように二重鎖を組んだもの)を含んでいるという点などが特徴として挙げられる(画像1)。しかし、これまで乳酸菌特有の免疫活性化メカニズムやそれに関わる菌の成分については、実は明らかになっていなかったのである。

乳酸菌は、体内において、小腸まで達すると、そこで免疫細胞の1種であり抗原や微生物を認識して免疫応答を開始する「樹状細胞」に取り込まれる。そして、「エンドソーム」(細胞外の物質をファゴサイトーシス(食作用)により細胞内に取り込んだ際に形成される小胞)に発現する「トル様受容体3(TLR3)」(二重鎖RNAおよび二重鎖RNAウイルスを認識する)と呼ばれる免疫反応に関わるタンパク質を刺激。

さらに、細菌やDNAウイルスのDNAを認識する受容体「TLR9」(非メチル化DNA(DNAの炭素原子にメチル基がついていない配列部分)を認識)も協調して、樹状細胞によるタンパク質「インターフェロン-β」(ウイルスの増殖抑制や腫瘍細胞の増殖抑制、炎症の抑制などの作用を持つ)の産生を引き起こすことが判明。なおインターフェロン-βは抗ウイルス活性を持つことが知られているが、それと共に腸管の炎症を抑え、健康な腸を保つために重要な役割を果たすことも見出された。

そして小腸から分離した乳酸菌およびプロバイオティクス乳酸菌を調べたところ、菌株によって差異が見られるものの約7割という多数が乳酸菌に共通する性質として、免疫細胞から多量のインターフェロン-βを誘導することが確かめられたのである(画像2)。

続いて、プロバイオティクス乳酸菌の内、しょうゆもろみから分離した、二重鎖RNAを多く含有する「テトラジェノコッカス・ハロフィラスKK221株」をモデル株として用い、インターフェロン-βの腸管生理機能の解析が進められた。その結果、乳酸菌摂取により産生されるインターフェロン-βは強い抗炎症作用に関与し、動物試験により「DSS(Dextran sodium sulfate:デキストラン硫酸ナトリウム)誘発潰瘍性大腸炎」を効果的に予防することがわかったのである(画像3)。ただし乳酸菌を摂取しても、中和抗体でインターフェロン-βを不活性化すると、乳酸菌の効果が打ち消されることも確かめられた。また、乳酸菌による抗炎症作用は、腸内の常在細菌である乳酸菌と食物から摂取されるプロバイオティクス乳酸菌に共通して見られることも判明している。

研究チームは今後の予定として、消化管免疫細胞の機能を詳細にモニターする技術を開発するとした。また、腸内に常在する乳酸菌や、プロバイオティクス乳酸菌の機能を、より効果的に暮らしや臨床の場で実用化するための技術や社会基盤作りも進めて行く予定としている。

健康保険のシステムそのものこそが、医学産業の源であり医原病を生み出す源

2013-06-23 14:26:21 | 既得権益
●医原病を生み出す健康保険制度について
 
一般の人は、日本の健康保険というものについてどう考えているのだろうか。常に良質で平等な治療が受けれる、ありがたいシステム?
 
この健康保険のシステムそのものこそが、医学産業の源であり医原病を生み出す源でもある。しかもその健康保険にかかる医療費は、日本の国家財政を根底から破壊するレベルにまで肥大してきた。増大する医療費などを賄うためという論理で消費税をアップが、二〇一三年現在、決定してしまっているが、このような愚かな判断に私は失笑するよりない。
 
ある人はこう言うだろう。海外では消費税を増やし、医療費を拡大することで、医療の充実を図ってきたではないか。日本の医師の数などはOECD内部でも非常に少ないレベルではないか。それらに矛盾してはいないか、と。それらの人々は世界全体にわたる構造の問題と、医学そのものがもたらす根源的な問題に何も気づいてはいないのだ。
 
健康保険システムは、どのようなビジネスであっても担保されている「結果」への対価ではなく、通うことでカネが入るという、まさに〝治さないことを助長するシステム〟になっている。

私がここで述べることは、医学における報酬制導入のススメでもある。治せば多額の報酬をもらう――それが本来の仕事においては必然であり、治せなかった場合は失敗に当たるので、経費のみもらい、報酬はもらえないというのが当たり前ではないだろうか。もし仮に、このようなシステムが導入されたとすれば、日本中のほとんどすべての病院が潰れること間違いなかろう。
 
それはまさに私の望みとするところだが、きっと医療関係者だけでなく、一般の方こそがそのシステムに反対することだろう。今の一般の人はそれほどまでに洗脳され、奴隷化されているのだから。

内海聡
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親達がワクチンと自閉症の関連性「あの時、知っていたら...」

2013-06-23 14:24:53 | 刷り込み
ある日突然、光がふっと消え、我が子が一切反応を示さず、笑うこともなくなり、何も学ばず、そしてしばらくすると親であるあなたのこともわからなくなってしまったら?しかも、その子はただの病気ではなく、もう一生、永遠に治らないとしたら?あなたはどうするでしょうか?一度ゆでた卵を元に戻すわけにはいかないように、この子も元に戻すことは出来ないのです。周りの世界に対して、心が死んでしまったのです。

するともはや、今までの触れ合いもなくなり、ただこちらから一方的に語りかけるだけです。あなたはこれからもその子の世話をしていかねばなりませんが、子供からあなたにはもう一切、何の反応も、触れ合いも、愛情も、将来の希望も返ってくることはありません。そうした状態が長いこと続いた後、ようやくあなたは、その状態が研究所の何かの研究ではなく、実の我が子のありさまなのだと、自分に言い聞かせながらなんとか生きていこうとしなければならないのです。

少し間を取って、あなた自身の子供がこうなったらどうだか、考えてみて下さい。 こうした親達がワクチンと自閉症の関連性について、精神薬と脳障害の関連性について、ようやく知りえた際に言う言葉は大抵、「あの時、知っていたら...」です。そう、みんな決まって「知っていればよかった」と言うのです。 それは親達が目をそむけてきただけでしかありません。

この本は、そのためのものです。あらかじめ、知っておくための本なのです。けれど、誰だって何かの必要に迫られるまでは、学ぼうとはしないものですね?でもここで挙げたような、最悪の悲劇だって起こるかも知れないのです-そんなとき、か弱く罪のない我が子を守るのは、誰の仕事でしょうか?

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イガクムラに自浄作用などというものは存在しない「医構造の根本的矛盾と医学者が嘘をつくことの背景」

2013-06-23 14:23:26 | 既得権益
●イガクムラ学会でのエピソード
 
ここでイガクムラにおいての典型的な話を二つ紹介しよう。この話は両方とも私の知人の経験談である。
 あ
る医師ではない学者が医学シンポジウムにおいて、医学とは一味違う、代謝や免疫についての講演を行なった。その理論は通常の医学者にはとても理解できないくらい難しいものだった。専門でなければ、教授だろうが助教授だろうがとても理解できるレベルでなく、しかも西洋医学の生理理論や薬理理論を明確に否定しているものであった。もちろんその理論は現代科学(現代医学ではなく)において証明された真実ばかりである。ここで医学者たちのとった行動が面白い。そのエライ医学者たちはその学者の講演時間が半分も残っているのに、無理やり打ち切りにしてしまった。自分たちがバカであることを指摘されるのが耐えられなかったのだろう。
 
ある別の医学者(こちらは医師)は小児科の学会に乗り込んだそうだ。そして、インフルエンザワクチンやタミフルに関して、非常に科学的で興味深い質問をいくつかした。そうするとここでも似たような反応が起こった。通常、学会での質問は自由であり、自由に議論してこそ成り立つものなのだが、座長はその質問が終わる前にさえぎり、「この質問に答える必要はない」と言ったそうだ。当然、答えられないのだからその反応は当たり前だが、そのときの他の参加者(=医学者)たちの反応がすごい。その場に集っている小児科医が満場一致で、座長の判断に大拍手したのである。
 
医学者という人種は、人を治すためとか真実を追求するために存在しているのではないのだと、骨身に染みる話である。これがイガクムラの実態であり、このイガクムラに自浄作用などというものは存在しない。とにかく、あらゆる人々が、この構造の根本的矛盾と医学者が嘘をつくことの背景を知る必要があるのだ。
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大往生するならがんで医者にかかるな

2013-06-23 12:32:03 | がん
「抗がん剤や放射線をした場合の最期が、必ず痛むかどうかはわかりません。しかし、治療をしなかった人は痛まなかったということだけは言えます」

大往生したいなら医療にかかるなの中村医師の言葉。この人の言葉はクサイが、語っていることは私も結構同意している。この本は良著だよ。医師がみんなこうなら、医療批判も減るのにね。

自然死とは餓死なんです。もう死に時がきているから欲しくない。おなかが空かない、のどが渇かないから餓死なんだけど、全然本人にとっては、普通のことなんですね。自然の流れなんです。しかも飢餓状態っていうのは、頭の中から「エンドルフィン」というモルヒネみたいな物質がでるらしい。気持ちよくなるらしい。まどろみの中で、この世からあの世へ移っていくのが実は死ぬっていうこと。

人様には強要はしませんが繁殖を終えた人はもうそろそろ、考えた方がいいのではないかと。

中村医師は京都大学医学部を卒業後、内科医として京都の民間病院に勤務。介護保険が始まった平成十二年から、京都にある社会福祉法人老人ホーム「同和園」附属診療所の常勤医となる。「同和園」に来るまでは中村医師も「がんの末期の痛みをとるためには、麻薬を使うのが当たり前」と考えていたという。

「病院に勤務している頃は、胃がん、直腸がん、肺がん、肝臓がんなど、色々ながんを診てきましたが、大なり小なりの差こそあれ、患者さんはみなはっきりと痛みを訴えていました。そして痛みを訴える人には必ず麻薬を使う。それが常識だったのです」その常識が「同和園」に来て大きく覆されてゆく。これがあって「大往生するなら医者にかかるな」はできた。

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愕然とするほど役に立たない整形外科

2013-06-23 11:32:55 | 既得権益

整形外科というと骨の専門家というイメージだが、実際、整形外科に行っても、抱えた問題が何一つ解決しなかったという人は星の数ほどいることだろう。ただ痛み止めを出された、ただシップを出された、ただ注射を打った……。ちょっと気が効いてもテーピング、マッサージ程度のもので、何をもって治したいのかまったくはっきりしない。それが整形外科という場所だ。
 
実際のところ、整形外科は外科であって、解剖学的、救急医学的な処置以外、いかに役に立たないかということに愕然とする。それは私が言っているのではない。世の中の多くの患者やセラピストたちが言っているのだ。そのセラピストたちが完全ではないのは今まで述べたとおりだが、少なくとも整形外科よりもよっぽどましなアプローチをすることが多い。
 
整形外科の利点は、たとえば交通事故で複雑骨折したような場合だ。これは古代の歴史を考えても西洋医学の利点を考えても整形外科の独壇場といってよい。ここでも問題は慢性疼痛や老化に伴う種々の変形、骨粗鬆症などの対処がまったく彼らにはできないということだ。
 
腰痛の大半は原因不明だとよく言うが、それはさておき痛み止めやビタミン剤くらいしか出せない医学など、心底価値がないものだと感心する。逆に、痛みの原因をなんでも「歪み」のせいにするセラピストにもうんざりする。どんな痛みにも複数の要因があることくらい子どもでもわかりそうなもので、それを見つけることができるセラピストが、本当の整体師、カイロプラクター、鍼灸師だろうに、整形外科以上に腕のいいそのような人々を探すことは難しい。

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精神薬からの離脱

2013-06-23 11:22:37 | 薬害離脱
●私のところに通院していたある患者さんが書いた入院体験

「(入院させられて薬を大量に投与され)殺したい気持ちは今でも消えない。同じ目にもっとひどい目にあわせてやりたい。私はモルモットじゃない。隔離室というところはすごいところだ。壁は爪で書かれた訳のわからない文字、ひっかきあと、血だらけ。水分は一日に二回しか与えられない。トイレも流せない。汚く薄い布団が一枚引いており着替えもできない。刑務所のようだと思った。体調が悪く呼んでもだれも来てくれない。暴れれば全身縛り付けられる。大声を出せばさるぐつわのようなものをされる。一日中壁やドアをける音、叫び声、うめき声でいっぱいだ。そんなこんなで病院とは一切かかわりたくなく自分ですべての薬をやめた。薬を飲むのが怖くなったからだ。そしたら離脱症状が出て寝たきりになってしまった。一応他の病院に行ったが相手にされなかった。そういえば昔飛び降りをして三か月車いすになったこともある。何回救急車に乗ったのかわからない。今は薬がほとんどなくなり飛び降りも自殺企図もなくなった。しかし入院のトラウマは残ったままだ」

ちなみにこの病院は静岡県において最も権威あり、病床数も多い精神病院である。このように総論からみても、精神科医療という存在が、医療としてまともな行為を行なっているとは到底いえない現況である。
 
精神科医は裸の王様のように、自分たちのやっていることは正しいと主張してきた。しかしもう限界である。精神科医が行なった数々の拷問的治療行為、特に多剤大量薬物療法、電気けいれん療法、違法的な強制入院による被害に対し、二〇一一年から数年の間に、爆発的に訴訟行為が広まっていくであろう。

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ワクチンは薬学界のドル箱、古くなったら貧困国にプレゼントで全て完売

2013-06-23 11:11:29 | 既得権益
一体どうして、彼らがワクチンを廃止などするでしょうか?ワクチンが違法とされたことは1度もなく、これからもそんなことにはならないのですから。アメリカ歯科医連合が歯の詰め物にアマルガムを使用することを禁止しないのと、まったく同じです。歯科にとっても薬学界にとっても、こうした毒性物質は大黒柱ともいえる大事な存在なのですから。

FDAはこれまで1度も水銀の問題を追及したことはありませんし、法律で禁止をしたこともありません。1930年以来、FDAは「国民を神経毒から守る」、という自らの任務を1度も果たしていないのです。本来ならばFDAが監視するはずの弁護士や製薬会社側の人間が、FDA自体の内側にうようよ居るせいで、この政府機関がワクチンを廃止することは不可能なのです。 これは属国の日本も同じです。

けれども、もし仮に今日ワクチンが禁止されたとしても、私達の生きている間にはあまり変わりは見られないでしょう。なんせ、何十年分もの在庫が残っているのですから。今までに、売れ残ったワクチンの在庫が処分されたことなど、あった試しがありません。ましてFDAが実際にワクチンを禁止できるはずはないのですから、現在行なわれているように、これから先もずっと、受け入れてくれるクリニックがある限りワクチンは売られ使われていくでしょう。1960年代に作られた古い天然痘ワクチンが捨てられる寸前に、2002年の天然痘騒ぎが仕掛けられたように、こうしたワクチンは永遠に使われ続けていくのです。

それに、古くなったワクチンは今までどおり、アメリカ国民の良心の証しとして貧困国にプレゼントすればいいですし…。

内海聡
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FDA
http://www.fda.gov/
アメリカ食品医薬品局(Food and Drug Administration) - アメリカの政府機関
http://ja.wikipedia.org/wiki/FDA
アメリカ食品医薬品局
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E9%A3%9F%E5%93%81%E5%8C%BB%E8%96%AC%E5%93%81%E5%B1%80







首相が成長戦略第3弾発表 国家戦略特区新設、日経平均、518円安=安倍首相講演後に急落

2013-06-05 19:07:38 | 規制改革

産経新聞 6月5日(水)14時20分配信

「成長戦略スピーチ第三弾」と題した講演を行う安倍晋三首相 =5日午後、東京都港区高輪のグランドプリンスホテル新高輪 (撮影・大橋純人)(写真:産経新聞)

 安倍晋三首相は5日午後、都内のホテルで開かれた内外情勢調査会で講演し、規制改革に重点を置いた成長戦略第3弾を発表した。対象地域を絞って規制緩和する「国家戦略特区」の創設や大衆薬のインターネット販売の原則解禁などを通じ、10年後に1人当たり国民総所得(GNI)を現在の水準から150万円以上増やす目標を掲げた。すでに発表した第1、2弾と合わせた全体の成長戦略を14日に閣議決定する見通しだ。

【フォト】 安倍首相はサラリーマンの敵か味方か

 首相は成長戦略第3弾のキーワードを「民間活力の爆発」と表明。「規制改革こそ成長戦略の1丁目1番地。成長のために必要ならば、どのような岩盤にも立ち向かっていく覚悟だ」と成長戦略の実行に強い意欲を示した。

 国家戦略特区については、世界中から技術、人材、資金を呼び込むため、国際的なビジネス環境の整備に取り組む。具体的には、海外から来日したビジネスマンが安心して通院できるよう、外国人医師の診療行為が可能になる制度を導入。インターナショナルスクールの設置要件も大胆に見直す。米ニューヨーク・マンハッタンのような都心での職住近接を実現するため、建物の容積率緩和も進めていく。

 市販薬のネット販売をめぐっては、首相は「消費者の安全性を確保しつつ、しっかりしたルールの下で、全ての一般医薬品の販売を解禁する」と述べた。病気予防の観点から、健康食品の機能表示の規制を緩和するほか、最先端の医療技術が生まれれば速やかに「先進医療」と認定し、例外的に保険適用を認める「保険外併用療養費」制度の対象としていく考えも示した。

 また、インフラ整備に関し、民間資金を活用した社会資本整備(PFI)を積極的に導入し、空港、上下水道、高速道路など施設ごとの特性に応じたPFI事業の推進を表明した。

 これらの成長戦略を確実に実行するため「3年間で民間投資70兆円」「平成32(2020)年にインフラ輸出を30兆円」といった将来的に達成すべき指標を明確化し、進捗(しんちょく)管理も行っていくことも明らかにした。

 首相は、必要な法改正や制度改革について「従来のスケジュール感にとらわれる発想は捨て去るべきだ。急ぐものは、この秋にも政府として決めていく」と述べ、スピード感を持って対応していくとの姿勢を強調した。

日経平均、518円安=安倍首相講演後に急落、今年3番目の下げ幅―東京株式市場
時事通信 6月5日(水)16時30分配信
 5日の東京株式市場は、安倍晋三首相が内外情勢調査会の講演で発表した成長戦略第3弾がほぼ予想の範囲内で買い材料に乏しかったことや、為替相場の円高・ドル安を受け、幅広い業種が売られた。日経平均株価の終値は前日比518円89銭安の1万3014円87銭で、下げ幅は今年3番目だった。
 首相の講演開始直後は市場の期待感が高まり、一時1万3700円台まで上昇した。しかし、講演の詳細が伝わると「内容の9割は既に報じられたもので、新鮮味に乏しい」(中堅証券)と受け止められ、急落した。
 また、外国為替市場で1ドル=99円台まで円高が進んだことから、電機、自動車など輸出企業を中心に、業績改善に対する期待感が後退。株価下落への警戒感が強まった。
 東証1部全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は、前日比35.44ポイント安の1090.03。出来高は43億6833万株、売買代金は3兆2727億円。