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一人暮らし母の見守り

2023-03-27 15:36:08 | 家族のこととか・・
父が緊急入院したのは一年前。
もしかしてそのまま逝ってしまう…と脳裏をよぎったが、一ヶ月の入院を経て老健にお世話になっている。
老健では食事もきちんと食べているし穏やかに暮らしているようだ。
もう家には戻ることもないはず。
父が施設に入所し母は一人暮らしとなった。
自営だったので、昔から一日中顔を合わせ暮らしていた。
仕事を辞めてからももちろん四六時中一緒。
父は勤め人ではなかったので、日中留守したり出張もないし単身赴任もない、友人はほぼいなくて遊びに出かけるなんてこともなく…
とにかく家にいるだけの人でした。
高齢になるにつれ手がかかり、母は介助する日々。いよいよトイレで粗相することもたまに出てきて母はグチグチ言ってました。
こちらの体調だって良くないのにおじいさんの面倒までみなくてはならないなんてイヤになるよと。
そんな手のかかる夫が施設に入り楽になったことは確かですが、今まで一人暮らしの経験もなく、頼りない父でも話し相手にはなっていたので、いざいなくなるとポッカリ穴が空いたようになったみたい。
もう少し若かったら、一人羽根を伸ばしお出かけしたりしたと思うけど、来月には89歳になる母、行きたいところもないし友達ももうお出かけが難しいお年頃、家に籠もるしかない生活です。
最近体調不良を頻繁に訴えるようになり、かかりつけ医でも特に異常なしといわれたけど、胃カメラ検査をしてみようと予約してあります。
胃が気持ち悪いとよくいってるので…。
私たちに言わせたら精神的なもの、不安なことばかり思い悩むので胃が痛くなるんだ。
本人もストレスだとは言ってるけれど…。
一人暮らしの不安、そんなのがどっと押し寄せ身体に影響しているのかと思ってます。
先日またそんな不調に陥り、弟家族のところに2泊させてもらいました。
弟家族は家族経営の小さなお店をやっていて一階が店舗二階が住居で決して広い家ではないけど、親がどちらか一人になったら来るようにと一部屋和室で仏壇も持ってこれる部屋を確保しています。
なので、弟家族と同居してくれるのが私も安心なのですが。
仕事は忙しくても、ひとつ屋根の下にいれば、ちょいちょい部屋を覗いて声かけてもらえるし母も安心かと思うのですが。
本格的な同居には踏み切れなくて、しかし今の母の不調な日々に振り回されるのも……。
先日泊まった夜も、いつもと違うめまいがするフラフラで歩けないというので、救急車呼ぼうかといえばそれほどでもないと言う、なら夜間救急病院へ。
連れて行って、心電図、CT検査、血圧、どれも悪いところなし、めまいですねと言われ帰ってきたそうだ。
とりあえず、今のところ病名のつくような病気はないと思ってますが、きっと一人で寂しい病なんだと思います。
口癖がどーせ一人だから…と投げやりに言う。
私のことは誰も気にしてくれない…みたいなね。
そんなことない、私は朝晩2回電話してるし、弟たちも休みの日には通院、買い物、美容院など連れて行ってあげてる。
弟は老人性うつになってるのかもと言ってますけどね。
まあ、今回出した提案は週のうち二泊三日弟のところに滞在、弟たちが休みの日にも用事をこなしてあげるので会えるし、そうしたら一人ぼっちの時間が少なくなる。
我が家にも気分転換に来たらいい。
私も骨折が治れば前のように実家に泊まりに行けるし、寂しい思いは少なくなると思う。
親が長生きしてくれるのは嬉しいことなのだけど、いろいろ問題も出てきます。
母自身もこんなに長生きするはずではなかったのにねとよく言ってますけどね(笑)
生きていても何も楽しいことなどないと言ってます。
来月には父が94歳、母は89歳になります。


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