スギマル通信

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UMAMI

2014-02-03 21:41:30 | 日記
「味覚センサー」が新聞で紹介されていました。

味覚センサーとは、人間の五感の一つである味覚の代わりに、
味を構成する様々な物質を検知して、
成分や量のデーターを処理しやすいよう電気信号などに
置き換え分析する装置なんだそうです。

人間が味覚の5つの組み合わせ、
「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「うま味」をどのように
見極めながら味を感じとっているかは分かっておらず、
また、ごく少量しか含まれていない物質が味に大きく
影響することも多いですよね。

味覚センサーは、まさに舌の機能を再現し、
味覚を数値化してくれます。

ある大手スーパーでは、ネット上のワイン専用サイトを開設、
ソムリエの解説のほかに味覚センサーによる分析結果を
商品説明に加えています

ちゃんとしたデーターで証明する事で、お客様の納得感も増すという事ですね

以前テレビ番組で、芸能人の方々にある飲み物を飲んでもらい、
何か当てる実験が行われました。

全員が「コーヒー牛乳」と答えましたが、
コーヒーは一滴も入っておりません・・・。

実はコーヒーではなく、入っているのは「麦茶」

牛乳+麦茶+砂糖=コーヒー牛乳なんです。

これもデーターとして、味覚センサーが証明しています。

でも、こういったデータをどう生かされるのか

味を客観的にみることができるので、
新商品の開発、新商品の味を具体的に図で表すことができ、
商品解析に使う事ができますよね

例えば、だしをとったみそ汁の方が、味のバランスがとれて健康に良いと思いがちですが、
アンケート調査をすると塩分が多い市販のみそ汁の方がおいしいと言う結果だったんです。

日本人が発見した「UMAMI」を感じることができなくなっているのでは

だからこそ味覚センサーで、「UMAMI」をデータとして残すことで、
おふくろの味に代表される「本当のおいしさ」を後世に残すことができるという事です。

無形文化遺産となった「和食」が世界へ羽ばたこうとする今、
健康的で美味しい日本食の特徴を科学で示す取り組みは、
海外の人が和食を理解する絶好のチャンスになりますね

ではでは、今日は2月3日「節分の日」ですので、
「UMAMI」を感じながら恵方巻きにかぶりつきたいと思います