8月15日です。
甲子園での交流試合を家族で観戦しながら、12時の時報と試合中断に合わせて黙祷をさせて頂きました。
コロナウイルス禍で、スポーツやエンターテイメントが大きく制限されている現状が、あの当時と重なるようで…今までにない終戦記念日になったような気持ちです。
それでも戦争当時に較べれば、まだまだ現代は遥かに恵まれているとは思いますが。
コロナウイルス禍は、まだ先が見えない。
それと同じように、あの戦争もいつ終わるのか先は遥か遠くに感じられていたのでしょう。
一年早く終わっていたら、日本本土は空襲に晒される事はなかったかもしれない。
半年早く終わっていたら、沖縄は地上戦に焼きつくされる事はなかった。
3ヶ月早く終わっていたら、広島や長崎に原爆が落とされる事はなかった。
ソ連が参戦して、満州の悲劇が起こる事はなかったかもしれない。
そして、24時間早く終わっていたら…。
そして、戦闘や空襲が終わっても戦争は終わっていない人たちがいた。
そして、75年と言う長い年月を経ても世界では戦争があり、紛争があり、テロがあり、差別や虐待があり、核兵器も不気味に存在しています。
コロナウイルスと闘う事はあっても、人と人国と国が闘う事は意味がない。
再び世界が戦火に巻き込まれることがないよう、ただ祈るばかりです。
そして、先の戦争で亡くなられたたくさんの方々のご冥福を心よりお祈りします。
来年は、自粛や縮小のない祈りの日でありますように。