大千穐楽→やっとこの本来の文字変換できました(恥)…から昨日で1週間になりました。
いつもお世話になっているブログさんにお邪魔したり、パンフレットを読み返したり、昨日到着した会報を読んだりしていると、やっぱり叶うことならもう一度舞台を見たいと思う気持ちがむくむくと湧きあがってきます。
予習不足も悔やまれますが、そうでなくてもそれだけ魅力的なお芝居だった事が改めて思われますね。
再演があるのなら、絶対に観に行きたいです。
「喜劇というより問題作」との評価も、実際に観てみると良く分かります。
全編通して、息をもつかせぬスピード感や切迫感、ハラハラしてしまう展開、ブラックユーモアの域ギリギリのジョークに時事ネタにダチョウ倶楽部ネタまで(笑)。
休憩かと思いきやのまさかの展開も。通路や客席をも縦横無尽に駆け巡るスケールのお芝居は、もう見ごたえありの一言に尽きました。
どの人物も決して善人でなくいろんな思いを抱えて生きている至って普通の人々であり、現代社会でも同じような人々が同じようなにジタバタしながら生きているような…決して昔話ではないこのお話を遠い過去に描いたシェークスピアの偉大さを初めて、そしてとても身近に知ったような気持ちを感じました。
クローディオの人物像、命惜しさに妹に犠牲を求める姿はいかにも女性の人権が軽く扱われる時代の人物らしい描写でした。
その意味ではアンジェロと双壁のような最低な男ですが、口八兆手八兆ではったり感が服を着ているようなルーチオも良い勝負で、男爵様だって最後の最後には、若い娘に手を出すエロオヤジモードに…だし。
そんな男たちが、やりたい放題やっているように見えて(男爵の差し金ではあれど)イサベラやマリアナの策略にまんまとひっかかったり、本当に危ういところでギリギリ命を拾ったり、遠山の金さんのような男爵の裁きで顔面蒼白になったり…いつも時代にも共通する面白さってあるんだなと思いました。
男爵の遠山裁きも、ヒヤヒヤする位ギリギリまで招待や本音を現さないし…このあたりはまるで自分もこの世界の一員になった如くドキドキハラハラしっぱなしでしたね。
それだけに、イサベラが巨大な扉を開いて飛び出し、白い鳩がその手から羽ばたいて上空に飛び去っていくシーンが、さらに清々しさに溢れて見えました。
この鳩が羽ばたくシーンは息子が一番印象に残ったと言ってました。本当の鳥が飛び去っていくようなリアルさがありましたね。
この白い鳩が飛ぶ姿に、それまでの重く、でもどこか軽く、あまりにも複雑な人間関係喜怒哀楽や愛憎をすべて天に浄化してくれたような思いがしました。
そんな清々しいラストからのカーテンコール、ここでは4回ありました。
割れんばかりの大きな拍手とスタンディングオベーション、舞台上の蜷川さんの遺影を見ると、私たち家族も胸に迫る思いがこみあげてきました。できればキャストの皆さんとのお姿をこの目で見て見たかったです。
せめて、あの時の会場全体の拍手が天国に届いていてくれたら…と思いました。
そして、一見出番が少ないように見えたアンジェロさん、でもここまで人間の持つ強さ弱さ、情けなさ…を見せてくれた、真に主人公でしたね。
大きな大黒柱を失っての舞台上演、しかも主役と言う重圧を背中に負ってのお芝居でしたが見事に役割を果たされました。
そんな姿を生の舞台で観届けられた事を本当に嬉しく思いました。そしてそんな役者、藤木直人のファンであることが本当に幸せだな~という気持ちも。
そしてファンであることを認めてくれている家族にも感謝です!
そして、会報の裏話を読んでると、家族で出演した市民劇での思い出もリンクする事があれこれありました。
本当に本当にたくさんの思い出と思う事をくれた今回の舞台に心からありがとうございますと伝えたいです☆
ちょっと(かなり?)まとまらない感想になりまして恐縮ですが、お付き合い頂きまして感謝致します。
いつもお世話になっているブログさんにお邪魔したり、パンフレットを読み返したり、昨日到着した会報を読んだりしていると、やっぱり叶うことならもう一度舞台を見たいと思う気持ちがむくむくと湧きあがってきます。
予習不足も悔やまれますが、そうでなくてもそれだけ魅力的なお芝居だった事が改めて思われますね。
再演があるのなら、絶対に観に行きたいです。
「喜劇というより問題作」との評価も、実際に観てみると良く分かります。
全編通して、息をもつかせぬスピード感や切迫感、ハラハラしてしまう展開、ブラックユーモアの域ギリギリのジョークに時事ネタにダチョウ倶楽部ネタまで(笑)。
休憩かと思いきやのまさかの展開も。通路や客席をも縦横無尽に駆け巡るスケールのお芝居は、もう見ごたえありの一言に尽きました。
どの人物も決して善人でなくいろんな思いを抱えて生きている至って普通の人々であり、現代社会でも同じような人々が同じようなにジタバタしながら生きているような…決して昔話ではないこのお話を遠い過去に描いたシェークスピアの偉大さを初めて、そしてとても身近に知ったような気持ちを感じました。
クローディオの人物像、命惜しさに妹に犠牲を求める姿はいかにも女性の人権が軽く扱われる時代の人物らしい描写でした。
その意味ではアンジェロと双壁のような最低な男ですが、口八兆手八兆ではったり感が服を着ているようなルーチオも良い勝負で、男爵様だって最後の最後には、若い娘に手を出すエロオヤジモードに…だし。
そんな男たちが、やりたい放題やっているように見えて(男爵の差し金ではあれど)イサベラやマリアナの策略にまんまとひっかかったり、本当に危ういところでギリギリ命を拾ったり、遠山の金さんのような男爵の裁きで顔面蒼白になったり…いつも時代にも共通する面白さってあるんだなと思いました。
男爵の遠山裁きも、ヒヤヒヤする位ギリギリまで招待や本音を現さないし…このあたりはまるで自分もこの世界の一員になった如くドキドキハラハラしっぱなしでしたね。
それだけに、イサベラが巨大な扉を開いて飛び出し、白い鳩がその手から羽ばたいて上空に飛び去っていくシーンが、さらに清々しさに溢れて見えました。
この鳩が羽ばたくシーンは息子が一番印象に残ったと言ってました。本当の鳥が飛び去っていくようなリアルさがありましたね。
この白い鳩が飛ぶ姿に、それまでの重く、でもどこか軽く、あまりにも複雑な人間関係喜怒哀楽や愛憎をすべて天に浄化してくれたような思いがしました。
そんな清々しいラストからのカーテンコール、ここでは4回ありました。
割れんばかりの大きな拍手とスタンディングオベーション、舞台上の蜷川さんの遺影を見ると、私たち家族も胸に迫る思いがこみあげてきました。できればキャストの皆さんとのお姿をこの目で見て見たかったです。
せめて、あの時の会場全体の拍手が天国に届いていてくれたら…と思いました。
そして、一見出番が少ないように見えたアンジェロさん、でもここまで人間の持つ強さ弱さ、情けなさ…を見せてくれた、真に主人公でしたね。
大きな大黒柱を失っての舞台上演、しかも主役と言う重圧を背中に負ってのお芝居でしたが見事に役割を果たされました。
そんな姿を生の舞台で観届けられた事を本当に嬉しく思いました。そしてそんな役者、藤木直人のファンであることが本当に幸せだな~という気持ちも。
そしてファンであることを認めてくれている家族にも感謝です!
そして、会報の裏話を読んでると、家族で出演した市民劇での思い出もリンクする事があれこれありました。
本当に本当にたくさんの思い出と思う事をくれた今回の舞台に心からありがとうございますと伝えたいです☆
ちょっと(かなり?)まとまらない感想になりまして恐縮ですが、お付き合い頂きまして感謝致します。
1度しか観られてないのに、素晴らしい感想ですね。
パンフや会報が参考になったことでしょうね。
なっちゃん的には、絶対NGな内容じゃないかなと思っていましたが、文学、芸術、として受け入れられたようで良かったです。
ご家族にもファンであることを認めていただけてるとのこと、素晴らしいですね。
みなさん、なかなか認めてもらえている人、少ないですから~(特に旦那様にね・笑)
なっちゃんが恋心を持たず、ちゃんと距離を取っている応援の仕方だからということなのでしょうね。
問題作として解釈が分かれる作品のようですが、人間の本質というものを考えさせられましたし、何よりそれを受け入れやすく楽しく見られるような舞台に仕上げてくださった、蜷川さんをはじめ、キャスト、スタッフの方々、皆さんの力に感動しています。
直人さんのお陰で、素晴らしい作品と出会えて幸せでしたね。
お返事が遅くなりましてすみません。
お褒めのお言葉を頂きまして本当に嬉しいです。
長い時間がかかった割には、読んでみると予想より短めでした(笑)
コメント頂けたのが嬉しくて、記事を何度か読み返したんですが、そうなると…あっちこっち細かく誤字やら変換ミスやらを発見することになりました。やれやれです。
もう一度観たい気持ちのおかげか、思っていたよりロス感は弱めです(笑)
次に生のステージで藤木君にお目にかかるのは、ファンイベント?それともライブ…ですかね♪