未亡人の独り言

夫が突然、糖尿病に。そして、膵臓癌へ…
2009年6月22日永眠。未亡人になりました。

不幸は続くよどこまでも・・・

2007-09-25 22:00:43 | 膵臓癌闘病記
糖尿病と診断され約一ヶ月入院したあと、運動と食事で血糖値も安定し、体重も減り月二回の診察(大学病院から紹介された近所の糖尿病専門医)でも褒められていたのに、7月半ばたった一日高熱を出したのをきっかけに血糖値が乱れ不安定に・・・
本人も倦怠感を訴えていたけど、先生も特に心配ないとおっしゃるので、今年は暑いから夏ばてかなと受け止めていました。

しかし、その後も血糖値は上昇!
退院後は110~130位だったのが150から時には300近くに!
倦怠感があるから運動はしてないのに体重はどんどん減少!!
退院時99㌔だったのが、二ヵ月後は89㌔
でも、体重減ると嬉しいから喜んで・・・(笑)


そうしたら8月11日に受けた血液検査の結果、肝機能の低下がわかり、黄疸が出てると言われ、入院していた大学病院へ逆戻り。つづく
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「糖尿病」最終回

2007-09-25 18:51:09 | 膵臓癌闘病記
というわけで、入院期間約一ヵ月で無事5月16日に退院したんだけど、帰ってきたら「心配かけてごめんな」とか何とか言ってくれると勝手に期待していたけど、なんの言葉もなくガッカリ(☆。☆)
宅配の糖尿病食なんて話はどこへやら?
へろへろになって嫌いな家事をこなす毎日。

6月からは6日に一回の当直もこなしてる。当直の日はランチは私の手作り弁当、夕飯はレトルトの糖尿病食を持って行って食べてます。
MAX111キロあった体重も、退院二ヵ月後の時点で91キロ!
目標まではまだまだだけど、頑張ってた。結婚してからタバコもやめたんだけど、その時も生まれて初めての禁煙なのにサラッとやめられて感心した!
それまで、私と月に2~3回飲みに行ってたけど、退院後は一滴も飲まない!
「生きる」ことに対する執着がすごい!
私が先に死ぬわ。(私は早死に願望です)



闘病記(糖尿病編)は一応終わりです。
m(__)m
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仮退院

2007-09-25 18:47:25 | 膵臓癌闘病記
ゴールデンウィーク半ばあたりから、急激に良くなり、インスリン注射も昼間はしなくてよくなり、このまま最終的に注射0になったら仮退院、そして退院といきましょうと言われたと思ったら、あっという間に0になり、5月11日から二泊三日の外泊許可がおり、私も急遽会社に休みをもらい つきっきりで食事の面倒をみた。
お昼前に帰宅して、さっそく何作るか悩んだ私…(◎-◎;)
在宅中食べた物を戻ったら病院に報告しなきゃいけないし、食後二時間後に計る血糖値の数値が私にはテストの採点結果を見るようで 一喜一憂して本当にストレスだった。退院したら毎日かよ!と思うと やっぱり離婚か?と考えたり…
病院に戻ったあとは気がぬけて…。
幸い体調が悪化することもなく、私が持たせた食事メモ(何を何グラム食べたなど記入)も細かくて誉められて嬉しかったけど疲れた~!
一時帰宅しても問題なかったということで、直後の5月16日に退院が決まり、喜び半分、不安半分、複雑なまま退院の日を迎えました。
退院した翌日から仕事に行くとか言うし、それまで朝ご飯はひとりで適当に食べてくれて、私はグーグー寝てたけど、今度からはそうはいかないから、一緒に5時45分に起床して、朝ご飯とお弁当作って…という毎日を約3ヵ月近く続けてました。
疲れます…毎日眠い!平日に仕事が休みなら、銀行行ったり、掃除したりしたいのに子供が出かけた後ソファでずーっとウトウトしてるの。
眠いから会社行くのも面倒なんだけど、会社にいるほうが家より楽しいから毎日休まず行ったわ。

つづく
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自己嫌悪

2007-09-25 18:26:42 | 膵臓癌闘病記
いっそ死んでくれたら…本当にそう思った時期もありましたね。
私たち夫婦は再婚同士(私は再々婚)ですが、前の旦那がどうしようもないヤツで困ってた時も 交通事故に遭わないかなぁと思ってました。当時、バツがひとつついていたし、親にも相談できないし、いっそ死んでくれたら私は世間から「可愛そうな未亡人」として同情されると思ってた。
今回、もし死んだらマンションのローンはチャラになる(←これを息子は狙ってる)、私はもちろん同情されると思う…でも、未亡人はいやだ!と思った。
理由は、お墓を建てて私が守らないといけないし、法事もしなきゃいけない。親戚付き合いは終わらない!
新しい彼氏なんて作れないわ!(できるかどうか別として)


でもね、主人はどこまでも優しいのよ。そうすると だんだん反省してきて、今までこんなに良くしていただいたのに、なんて私は冷たいんだろう…と自己嫌悪で毎日泣いてた。
私ってすごく理想が高い!理想の妻、理想の母ってのがあるんだけど、根っからの面倒くさがりと、自分カワイさで理想通りできないジレンマがあるの。

そして、私の心の準備はできないまま、本人は入院から二週間経つ頃には血糖値も下がってきて、仮退院→退院に向け順調に回復していくのです。
(もう飲みに行けないわ…と思いました)
つづく
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その時 子供は

2007-09-25 18:18:49 | 膵臓癌闘病記
先に説明したように普通は会社の健康診断などで少し血糖値高めだから、食事に気をつけましょう!とか注意されてた人が放っておいて本当の糖尿病になっちゃったってのが、お決まりのパターンのようですが、主人は今まで一度も指摘されたことなかったから、私も寝耳に水って感じだった。
たしかにデブだけど、意外と少食です。それを栄養士もナースも「過去にも治療受けたことありますか?」みたいに言うのも腹がたった!(向こうは業務上確認してるだけだろうけど)

怒って栄養指導から帰宅し、友達にその苛立ちをメールしようと携帯握ったら、思い出して悔しさとかがこみあげて「わーん!」って泣いたの。子供たちがビックリして「どうしたの?!」と聞いてきたから「ママ、糖尿病食なんか作れない~!」って泣いたの。
娘は「できないならどうするの?!殺す?!」って怒った。
その日、娘が塾に行った後、息子は私と二人きりなのにすごーく小さな小さな声で「あのさママ、本当はさ、こんなこと言ったらいけないけどさ、わかってるけどさ…」と繰り返した上で「お父さん、いっそ死んでくれたら良かったね(^O^)」と、つぶらな瞳で私の心の声を代弁!
「そうね」とも言えず「でも自分が病気になってママとお姉ちゃんに同じことを言われたら嫌でしょう?」と聖者のような返しをしたら「うん、わかってるよ。だから、二人きりなのにこんな小さい声で言ってるんじゃん(^O^)」だって!
これには爆笑!!

息子の名誉のために言っておきますが、息子なりに私を気遣ってのコメントです(たぶん…)
つづく
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離婚を決意!

2007-09-25 09:32:18 | 膵臓癌闘病記
これから先のことを考えるとブルーで落ち込んでたら「別れれば?(^O^)」と娘(中三)と息子(中一)がそれぞれ私と二人きりの時に進言してくれた(悪魔のささやきだった)
でも二人が別々に全く同じことを言うってすごい?!
うちの子供はたくましいよ。


入院中、栄養指導といって栄養士の話を夫婦で聞いたの。
これまでの食生活を話して、どこが悪かったか反省し、今後はどういう食生活にすれば良いか、カロリー計算の仕方など習うの。
今まで、ランチはコンビニ弁当だったけど、これからは手作り弁当にしましょうとか、どうしてもコンビニで買うなら揚げ物はやめて…とか。すごく優しい栄養士さんだったけど、言われてる私には耳障りなだけで、チョー面倒くさがり&数字苦手の私にはカロリー計算なんか無理だし、ましてやお弁当なんて!子供の中学に給食ないから、今までも毎日お弁当は作ってるけど、それは冷凍食品詰め込むだけ。でも、糖尿病の人のお弁当なんて冷凍ってわけにはいかない!
でも、病気になったのも私のせい、これから主人の病気が良くなるのも足を切断するはめになるとしても それも私のせいと責められてる気がして、本当に耳をふさぎたかった。
主人が「宅配の糖尿病食を利用しようと思ってる」と言ったら「高いですよ。一食あたり千円くらいしますよ」と言われ
「命には代えられない」と言ったら「高齢で自分で料理できないならともかく、そうじゃないんだから。糖尿病食は特別な食事じゃありません。腎臓病なんてもっと大変よ」と言われたの。横で聞いてる私は悲しくて、涙こらえて黙ってた。
病室に戻ると、栄養士さんの前ではフンフンわかったように話を聞いてた主人が「あーぁ、なんだかわかんねーや。お前わかった?」と言うのでムッとして「わかったよ!私にはデキナイってことがわかった!」とキレたの。
その後、病棟のナースが「どうでしたか?」って言いながら来て「俺は食うだけだからね」なんて答えてたけど、そのナースが今聞いてきたのと同じことをまた話しだすわけ。もうイライラして、怒って帰ったわ。
絶対 離婚してやる!
と誓いました。
つづく
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冷たい女

2007-09-25 09:18:56 | 膵臓癌闘病記
入院の翌日、私は早番で仕事が終わってからでも、面会時間に間に合うから、夕方行くつもりだったけど、家を出て駅へ向かう途中、携帯を忘れたことに気付き、病室と唯一の連絡手段(メールはOK)である携帯は欠かせないと思い引き返したの。そうなると もう間に合わない。これは神様が私に仕事は休んで病院に向かうように仕向けてるんだ!と勝手に解釈し、当日欠勤をして病院へ。
別に寝たきりとかじゃないから、見た目は元気なんだけど、顔見た途端ナミダ、ナミダ…(T_T)
なんでこんなことになっちゃったの?
これからいったいどうなるの?
そんな気持ちだった。
主人は、そんな私を見て「食事は、宅配の糖尿病食でいいからね。お前も一緒に食べような。お前も痩せられるぞ」なんて言って気遣ってくれたわ。
入院は普通は二週間らしいけど、主人の場合かなり数値が高いので それ以上かかると言われたの。
入院中は病院の糖尿病食と、インスリン注射で血糖値をそれなりの数値まで下げるべく、注射の量も多めだったみたいだけど、なかなか思うように下がらない。
それでも一週間ほどして、だんだん下がり、飲み薬も併用し 病院内をぐるぐる歩いて運動してた。
つまみぐいしようと思えば売店で、アイスやおまんじゅうも買えるけど、そんなこともせず、本当に偉かった!

でも、私は現実を受けとめられず、病院に行ってもすることもないし、病気のこと以外に話題もない。顔を見ると我が身に起きた不幸(本当に可愛そうなのは主人なんだけどね)に涙が出そうで、こらえるのに必死!
病室を出ると涙、涙。一階の面会受け付けにバッジを返すんだけど、警備の人は絶対私の家族は余命いくばくもないガン患者か何かだと思ってたと思う。
ただのデブなのにね(^_-)

そして冷たい私は、旦那がいないのをいいことに、自分の不幸話を聞いてもらうため、お見舞いは仕事がお休みの日プラスもう一日程度で、夜な夜な飲み歩いてました。

つづく
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糖尿病とは?

2007-09-25 09:12:27 | 膵臓癌闘病記
ここで糖尿病について少し触れたいと思います。

糖尿病とは、すい蔵から出るインスリンの作用が十分でないためブドウ糖が有効に使われずに血糖値が普通より高くなっている状態。
放置すると、他の病気になる。大動脈(太い血管)毛細血管(細い血管)と両方に影響し、全身病と言われるほど!
糖尿病で死ぬことは まずないけど、糖尿病が原因で毛細血管をやられ網膜症になり失明したり、腎症になり人工透析を受けなければ生きていけなくなったり、足先に血が通わなくなり腐って切断するはめになったり…大動脈がつまると脳卒中や心臓病。脳卒中や心臓病になる可能性は糖尿病だと3~5倍上がると言われてます。
とにかく放っておくと恐い病気。
しかも完治しない!
これから一生これ以上悪くならないように、食事療法と運動療法と薬で血糖管理するしかない。
ちなみに私の親戚のおじさんは、やはり糖尿病で、両足切断しました。それでも長生きして、亡くなりました。(歌手の村田英雄もね)
だから、主人もあと20年くらい病気と向き合いながら生きるわけよ。
通常、糖尿病って会社の健診などで「血糖値高めだから要注意」などと指摘されてるにもかかわらず、自己管理できてなかった人がなると思ってたのに、主人は指摘されたことがなかったから、不思議だったけど、太ってる(ピークは110キロ)から、そんなものかなと思ってました。
でも、納得できない面も…

簡単ではありますが、病気については以上です

では、本題は「つづく…」
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病名は…

2007-09-25 09:07:47 | 膵臓癌闘病記
病院から電話もらったのは、お昼前。「すぐ来てください!」と言われても、当直なので仕事が終わったら行くと約束。でも、周りの皆さんが「いいから早退して病院に行け」と言ってくださり、お言葉に甘えて 当直せず病院へ。
そこで告げられた病名は…「糖尿病」

空腹時の血糖値が普通の人がMIN70/MAX110なのに対し、なんと600越え!
なんとかっていう物質も尿に多量に出ていて、これは気を失い昏睡状態になる一歩手前!死ぬ場合もあるらしい。
で、大きい病院を紹介してもらい即入院!
私は、会社で本人から一連のことをメールで知りました。
その時点で、5時半。着替えなど持って行く時間はない(面会時間に間に合わない)から翌日行くと言って、その日は終了。

つづく
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これまでの経緯

2007-09-25 09:03:04 | 膵臓癌闘病記
主人(58才)が、末期の膵臓癌と診断されました。
ここにいたるまでの経緯、現在の様子そして、これから始まる抗癌剤投与による治療の経過など、少しずつ記していきたいと思います。
主人と私を心配し、応援してくれるお友達や同じ病気を抱える人とそのご家族へ!



今年に入ってから主人は体調が悪く、毎晩寝てる時に足がつる、やたら喉が渇き、がぶがぶ水分を摂取、夜中は2時間おきにトイレに行き眠れない、体がだるい、何もしてないのに体重減少…、飲酒すると胃がキューッと痛むなど、異常だった。
でも、足がつるのは運動不足のせい、水分は元々よく取るし、水分取るからトイレも増える、トイレばかり行ってよく寝てないから、睡眠不足で体がだるい、胃の痛みは飲みはじめて しばらくすると痛むけど、酔いが覚めると治るから 飲まなきゃいいサと思ってた。体重なんて医者から痩せろと言われてるから減って喜んでた。
ちなみに体重は100キロ超でした。
しかし、4月18日、いつも通り7時少し前に家を出た主人が、苦しそうに一時間後に帰宅。「足に力が入らない。気持ち悪くて電車に乗ってられない」と言う。
でも、その日は病院行く元気もなく家で安静にするだけ。
翌日、やっと近所のお医者さんに行きました。
血液検査や尿検査などしたけど、結果が出ないと処置もできないということで、具合悪いまま帰宅。
検査結果は後日こちらから行って聞くことになってたの。
翌日、20日は当直勤務だったため、交代要員もいないので、無理して仕事に行ったんだけど、そこへ病院からの電話!
あまりの検査結果の悪さに、こちらから行く前に連絡が来た!!
つづく…
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