未亡人の独り言

夫が突然、糖尿病に。そして、膵臓癌へ…
2009年6月22日永眠。未亡人になりました。

半信半疑

2007-09-26 21:55:11 | 膵臓癌闘病記
本人は、先生の言う「癌カモしれない」=「癌」と受けとめていて、病室でも(四人部屋なのに)大きな声で「癌の治療は、いつやってくれるんですか?」なんて聞いてます。「切るなら早く!」みたいな感じ。

膵臓癌の怖さを知らないのか、余命告知されるとは考えてないようにも見えたけど「手遅れならホスピタルに入ろう」と言うので「それを言うならホスピスでしょ(^.^)b」なんてつっこんだり。
かと思うと定年退職後「嘱託」として残ることを希望していたんだけど、これじゃ無理だからと「運送屋で働こうかな」とかビックリするようなことを言いだしたり、まだ半信半疑なのかな。当たり前か。
私は、余命半年と予測してます。いや、もっと短いかも。
いづれにしろ運命の宣告の日は近い!

早くこのムズムズする気持ちから解放されたいです。

主人は、私と違い長生き希望だったし、年金もらうまで死なないと以前から言ってたし、私ともっと旅行するのを楽しみにしていたし、それなのに可愛そうよね。
入院前に「入院して、また元気になるかな?」と言ったら「なるさ!ならなきゃ何のために40年も働いてきたんだか、わかんないよ」と言ってました。
人生これからって時にね(T_T)


つづく
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癌の王さま

2007-09-26 20:49:44 | 膵臓癌闘病記
今はインターネットという便利なツールがあり、良いことも悪いことも何でも調べられるのよね。
膵臓癌が見つかりにくいとは漠然と知っていたけど、それはそれは恐ろしいことが書いてありました。
すいぞうがんは「癌の王さま」と呼ばれていて、胃など他の臓器の裏側にあるため早期発見が難しく、見つかった時には手遅れであることがほとんど。
患者数と死亡者数がほぼ一緒。
癌治療の3本柱は、切除、放射線、抗癌剤だけど、切っても意味がないから、たいてい切らない。
胃の裏側にあるため放射線は届かない、抗癌剤は3割には効くが6割は副作用で苦しむ。また効くと言っても治るのではなく「延命」のため。
膵臓癌と診断された場合、ほぼもれなく(?)余命告知されるらしい。
長くて一年、短いと半年。まだ、正式診断出てないけど、これが自分の病気なら私は間違いなく延命治療はしないで、残された時間をいかに有意義に過ごすか考えるわね。主人も基本はそう。だけど、先日の涙を見てしまったから、本当に告知していいのか?余命も告知していいのか?悩みます(☆。☆)
普段からお互い癌告知希望だったけど、今回入院前に「癌なら言っていいのね?余命もいいのね?」と再度確認!
入院した当日も先生の話を聞く前にダブルチェック!
「かもしれない」と言われ涙した翌日にもトリプルチェック!!
私って冷酷かしら?

つづく
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図太い女

2007-09-26 20:40:03 | 膵臓癌闘病記
短い沈黙のあとドクターが言ったのは「う~ん、正直言って膵臓癌の患者さんに血糖値の乱れが出ることもあるのは事実です」と肯定も否定もしませんでした。
午後3時に病院着いて、この説明聞いたのが7時頃。深刻な話題なのに私のお腹は空腹でグーグー(;^_^A
恥ずかしい!
ちなみに検査に備えすでに絶食に入っていた主人は「お腹すいてたのにどっか行っちゃった」と言ってました。(どこまでも図太い私)
問診票に癌告知を希望するかどうか記入する欄があり「はい」と出したから先生は主人も同席させた上で話したと思うけど、主人は涙ぐんでいました(T_T)
涙声で「今回の入院はどのくらいかかりますか?勤務先に話しておかないと」と質問したら、またまた短い沈黙のあと「とにかく30日の検査と手術のあと判断させてください」と言われました。
っていうか、その沈黙は二度と自宅には戻れない人にそんな質問されて困ってるようにも見えました。


つづく
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誤診?!

2007-09-26 11:40:34 | 膵臓癌闘病記
主人は、かなり以前から胆のうにポリープがあることを会社の定期健診で指摘され、毎年経過観察するように言われていたから、てっきりそれが悪くなったのが黄疸の原因と思っていました。
糖尿病が良くなってきたと思っていたら、次は肝臓だなんて、こういうことって続くのね。不運だわ…細木数子に聞いたら「健弱の年だ」と言われるなぁと思っていました。
しかし、原因はすい臓!すい臓といえば→インスリンを出す臓器→インスリンといえば糖尿病→あれ?偶然じゃなく関連してる??
ピピン!(^.^)b
頭のいい私はドクターに聞きました「糖尿病と診断された時、過去に血糖値の高さを指摘されたことがないのに、そんな急激に?と思って、私は納得いかない気持ちがあったけど、じゃあ、糖尿病はこれが原因で、今回のことと関係してるんですね?」と。
するどい指摘に一瞬押し黙るドクター…
そりゃそうよね。誤診と訴えられても良さそうな事例だもの。
私は誤診だと怒ってるわけじゃないけど。
でも、過去に血糖値の高さを指摘されたことがないことは前回伝えてあるし、過去の健診のデータも提出してる、すい臓癌の症状のひとつに血糖値の乱れが出ることくらい私は知らなかったけど、ドクターなら常識なはず。

つづく
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ドラマみたい

2007-09-26 08:10:28 | 膵臓癌闘病記
先生に呼ばれ二人で説明を聞く際「娘さんですか?」な~んて言われて、喜んでいた私(私と主人は20才差です)
「家内です(*^_^*)」なんてニコニコ♪
ドラマで見るより狭い小部屋で、先生は真面目な、少々暗い顔して病気の説明をしてくれました。
黄疸は、肝臓や胆管そのものが悪いのではなく、すい臓と十二指腸のつなぎ目にある病変が隣の胆管を圧迫し詰まらせ胆汁が流れないためだそうです。
まずは黄疸を取らなければいけないので、詰まってる場所を内視鏡で確認しながら、バイパスで直接十二指腸につなぐ処置をして、同時にすい臓にある病変採取、検査すると。現時点ですい臓癌の疑いがありますと。
ガーン( ̄□ ̄;)!!

と言うより「えっ?!すい臓?胆管じゃないの???」ってのが正直な感想。
私は医者にはなれないなぁ(;^_^A
と思いました。

つづく
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入院したいのに

2007-09-26 07:03:21 | 膵臓癌闘病記
私はインターネットで色々調べました。症状は、倦怠感、食欲不振、黄疸、皮膚のかゆみ…
そこから予想したのは胆肝癌
胆管は、胆汁を十二指腸に流す管で、これが何らかの理由で詰まると黄疸が出ます。その他の症状からも自分では「間違いない!」(長井秀和風に!)と思ったわ。
初めは黄疸が出てると言われても、私にはわからなかったけど、日に日に悪くなり、18日頃には、目だけでなく顔も体も真っ黄色に!
みかん食べ過ぎたみたいな感じ。
本当は大学病院で、血糖値が高いから(この頃300~400)入院しながら、黄疸の検査をするように勧められたんだけど、8月22日から二人で九州にツアー旅行する予定もあったから入院は断ったの。
私がツアーはハードだから中止しようと言っても「これが最後になるような気がするんだよ!」と怒られ、だったら二人でブラブラ旅行しようと言っても「二人じゃ何処行っていいかわからないだろ!」と怒られ、私も説得を断念。結局、その後彼は自分で無理と判断しキャンセルしたけどね。
ちなみに彼は効率良く見所を廻るツアーが大好きです!
そんな中、20日に予約していた大学病院の糖尿病内科を受診、この頃になると辛さもピークで自分から、入院を願い出るも22日のMR検査の結果で判断する、とりあえず血糖値高すぎだからとインスリン注射再開しましょうとのこと。
注射再開したら少し元気になり、予定通り22日に検査を受け、再度入院を願い出るもまたまた断られ(すぐには検査結果出ないからね)
だったらってことで急遽翌日から一泊二日で函館へ!
後でわかったことだけど、函館旅行中に病院から自宅へ何度も電話があったらしい(;^_^A
検査結果がやばかったみたい。
そうとは知らず、28日に予約してあった糖尿病内科を受診、消化器センターにも行くように言われ、寄ったら即入院とあいなり、家族も付き添うように言われたと言うので、私は会社を早退したの。
糖尿病の時も行ったその日に即入院したんだけど、付き添うようになんて言われなかったし、それどころか私は主治医に会ったことさえなかったから、ただならぬ予感…
急いで向かったのに、やっと先生の説明を聞けたのは、かなり遅かった(早退する必要なかったじゃん)
そこで言われた診断は……


つづく
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